Tellurは、……現在色々物色中です。

「山川賢一ワールド大研究ー日本アニメと悪堕ちループ」(山川賢一、稲葉振一郎、田中秀臣、10月18日夜)@ネイキッドロフト感想

2014年10月19日  2014年10月19日 
ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーの感想を書こうと楽しく思い返す中で現れたこのイベント。イベント感想を書いた後で、果たして僕はガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーの気力が残っているのか。  のっけからなんだが、東浩紀氏ネタが多くなくてよかった。僕自身は東氏に言及する意味がないと思っているので必要以上に時間を割かれなくて安心した。まあ、他の来場者がどう思っていたのかはわからないのだが……。  ただし、山川賢一氏(以下しんかい氏)が何で東氏を嫌っているのか理解できた。外国語に翻訳されている日本のオタク評論は「動物化するポストモダン」のため、外国から…

「MM9-destructon-」(山本弘、創元SF文庫、2014)

2014年10月14日  2017年2月24日 
第一作  http://tellur.blogspot.jp/2014/07/mm9sf2010.html 第二作  http://tellur.blogspot.jp/2014/06/mm9invasionsf2014.html 前作 は不満を色々とぶちまけたが、 今作ははじめから正義のヒーローものとして読んだから楽しくいた だけた。  宇宙人が認知されたことで「もしも現実世界に怪獣が現れたら?」 というコンセプトからどんどんと外れていってるが、 これはこれで面白い。ただ、 この路線で進むのならば人間の出番がなくなるわけだが。  前作の不満として、 高校生を主役にしたため 第一…

「ジュラシックパークIII」(ジョー・ジョンストン、ユニバーサル、2001年)

2014年10月14日  2017年2月24日 
あのジュラシックパークの3作目。 ぶっちゃけ続きものってのはエポックメイキングだった第1作を超 えなきゃ評価されないから、 その意味では悲しい運命を負っている。みんな、 もっと作品単体で評価してあげなよ( とスターウォーズのエピソード2や3をけなしていた人間が言って みる)。  とは言え、 ジュラシックパークシリーズは形は変えても何とか1作目の衝撃を 維持しているシリーズだと思う。  1作目のジュラシックパークは言わずもがな、 恐竜が目玉のテーマパークというワクワク感。 それを引き裂くカタストロフィという派手なコントラストが見もの だった。  2作目は秘境探検でワクワク感を出し…

「発掘捏造」(毎日新聞旧石器遺跡取材班、新潮文庫、2003年)+「古代史捏造」

2014年10月14日  2014年10月14日 
20代後半以上なら誰でも覚えているであろう東北地方を中心とし た遺跡捏造事件。本書は新聞社が捏造のタレコミを受け、 疑惑の人物について周囲の人へ取材を行う中でそれまで考えもしな かった「疑惑」を確信し、 決定的証拠を収める過程を描いたドキュメントだ。  事件のあらましはウィキペディア で 調べられる 。ウィキペディアの内容に経緯や事実を補足した( それが重要だが)ような書籍なのであらすじなどは割愛。  一読してまさにSTAP細胞事件に似ていると感じた。というか、 この手の捏造は構造が同じなのだろうか。 ①結果(成果)に対する過剰なまでの重要視 ②結果を導く理論や検証・批判への…

「劇場版gdgd妖精sっていう映画はどうかな…?」(菅原そうた、2014)

2014年10月14日  2017年2月24日 
 微妙……。  近くの映画館ではもう上映してないからネタバレも問題無いと思う。  さて、事前情報を聞いた段階では1時間延々とアドリブと雑談する大火傷映画かと思っていた。  蓋を開ければそれにすら達しなかった作品だった。以下感想。 ・同時上映作「こんな私たちがなりゆきでヒロインになった結果www」  これはひどい。今秋期予定のアニメの先行放映なんだけど、本当にプロローグというか設定情報しか出していない。しかもCGが非常にチープ。シナリオもグダグダ。正直時間の無駄だった。 ・「劇場版gdgd妖精sっていう映画はどうかな…?」  やばいっすやばいっす。てさぐ…