Tellurは、……現在色々物色中です。

どこよりも詳しいSlave Ogryn Gangの解説!

2020年12月8日  2020年12月8日 

  ネクロムンダ千石ターフウォーズでスレイブオグリンギャングをやっている。普通のギャングに比べて全然性能が違う。


 というわけで、他のギャングと比較しながら雑然とメモを書いていく。


1.まえがき

○スレイブオグリンギャングPros

  • ギャング構成の「リーダー1体・チャンピオン2体まで・ギャンガーはメンバーの半分以上」は新ゴライアス・エッシャー・オーロック同様
  • ギャンガーでもS5 T5 W2というネクロムンダにおいては極めて高いステータス
  • 雇用時にしか採れない白兵武器は性能が高い(コスパが良いかは微妙)
  • スキルは全員がBrawnとMuscleがプライマリー
  • 必ずアウトロー扱いで、アウトローギャングはハンガーズオンがほぼ雇えないという事実を受け入れられれば、雇うお金を他に回せると思える
  • ギャンガーのロボスレイブは絶対にPin and Proneにならない!
  • 上記の特徴から、明らかに他のギャングとは戦い方が違うので対策されにくい(はず)→実際にはCons参照……


○スレイブオグリンギャングCons

  • 全員武器はハウスリストに載っているものしか使えなく、しかも一部の武器は雇用時にしか装備できない(グレネードはウォーギアなのでトレーディングポストやブラックマーケットから使用可)
  • メンバーも雇用時のみ装備可能な武器も、どちらもコストが高いので、ギャング設立時は5人~6人しか入らない
  • 性能が高い白兵武器は雇用時にしか付けられず、武器がハウスリストオンリーなので拡張性が低い
  • 結果としてキャンペーン序盤は1人でも重傷状態になったラウンドからそこそこの確率で潰走状態になる
  • ギャンガーでもS5 T5 W2だが、BS5+以下だし、そもそもグレネードを除くと射撃武器が1つしかない
  • 唯一の射撃武器であるStorm-WelderにRecklessとUnstableが付いてるのは嫌がらせとしか思えない(射程的にもグレネードと変わりないし)
  • ToxicやRad-phaseなどほぼ全ての状態異常は使えない(唯一Blazeなら使える。ブラックマーケットからCursed付きグレネードも買える)
  • ネクロムンダのアーマーはショボく、良くて4+セーブ止まりなので意外とダメージを受けてしまう
  • アウトローギャングで、ローサイドには絶対にならないのでトレーディングポストでレアアイテムを買いにくい
  • アウトローギャングなのでハンガーズオンやブルートは雇用に制限がある。ハンガーズオン、大半が雇用できないよ……?
  • 上記の厳しい制限により、ロスターや戦術での独自性が出しにくい
  • 良くも悪くも強烈な個性で悪目立ちをし過ぎて対策されまくった(ぶっちゃけ新ゴライアスの方がスレイブオグリンより強いのに)



2.スレイブオグリンギャングサマリー

  • 1人当たりのコストが高いので必然的に対戦相手より人数が少なくなる(ロボスレイブも使い捨ての肉壁として扱っても130クレジットくらいはかかる)
  • ロボスレイブを戦闘に参加させないとギャング全体の戦闘力が下がるけど、ロボスレイブはあんまり強くないんだよね
  • 耐久は高いがセーブが中の上レベルなので、キャンペーン開始時からプラズマとかクラックなどでダメージを受けやすい
  • グレネードを除くと白兵攻撃しかできない(白兵戦闘員としては最高で、突撃すれば敵を倒せるし、相手から突撃されても反撃で返り討ちにできる)

 これらから対戦相手は逃げ撃ちするのが最適戦術で、基本的にオグリンは相手の行動に対処させられる立場となる。だからひたすら前に出てプレッシャーを与えねば一方的に撃たれるだけとなる。幸い前にさえ出れば相手はかなり脅威に感じてくれるらしい。戦術カードについてはPinを防ぐなど強力なカードもあるが相手の行動に対処する防御的なカードより、自分のタイミングで使用できるカード(突撃距離を増やすなど)を使うほうが相手のペースに巻き込まれないためには良いかもしれない。


 ギャングメンバーを増やすことと装備への投資することのどちらを優先すべきかについては、

  • まず既存のギャングメンバーの装備を最低限強化した後で6人目(チャンピオン)ないし7人目(ロボスレイブ)を追加し、7人全員の装備を強化して、8人目(チャンピオン)
  • または最初の5人ないし6人を徹底的に強化してから7人目の追加する

 の2種類ある。どちらも一長一短で、自分の戦い方や戦術カードの内容、そして収入によってしまう。個人的には、他のギャングが強くなると相対的にロボスレイブが落とされやすくなるので、リーダーとチャンピオンを強化した方が良いと感じた。ただし今回のキャンペーンは収入がかなりあったためにできた戦術でもあり、収入が乏しければロボスレイブが倒されること覚悟で前線に立たせるしかないだろう。


 ギャングメンバーは10人を目標にしたいところだが、恐らくせいぜい8、9人が精一杯だろう。ロボスレイブを多めにして10人やっと入れられるかもしれない。上でも書いたとおり最低限の役割のロボスレイブでも120クレジットは最低かかり、チャンピオンやリーダーに至っては生存性と突破性能を求め続けると700クレジットくらいにはなるだろう。

 上で見たとおり、スレイブオグリン(特にリーダーとチャンピオン)は装備への依存度が高い。キャンペーンが進むにつれて他のギャングが比較的低コストで高性能射撃のできる人員を増やせギャング全体の戦闘力を上げられるのに対し、スレイブオグリンギャングは実質的にリーダーやチャンピオンのウォーギアしか購入できないためだ。


 そもそもキャンペーンゲームは、単に敵を倒すことが目標ではなく(もちろん多くのシナリオでは敵を倒す方が有利なルールはあるが)、より多くのお金や経験値や名声を確保することを目標としている。他のギャングとは異なり、人数は少ないし、射撃は不可能だし、メンバー全員がWilとIntは致命的に低いわけで、仮に人数が十分にいてもなんとかなる的なオールマイティさはないためできないことはさっさと諦めることが重要だと感じた。不利なゲームは諦めるかIntrigatesの達成に注力するなど早期の見切りが大切だと思う。



3.ステータスとスキルと武器

 チャンピオンのステータスを例に取る。

M5  WS3+  BS5+  S5  T5  W3  I4+  A2  Ld8+  Cl7+  Wil9+  Int9+

 移動距離は平均的で、WSとBSはまあそのようなもの。やはりS5とT5が重要。S5のおかげでS+1のハンドウェポンを持つだけでT3の敵に対してウーンズロールが2+になる。T5もナーガ!と相性が良い上、Tを6にアップグレード(またはサーボハーネスパーシャル)を着るとS3の攻撃に対してウーンズロールが6のみとなる(ついでにローパワープラズマガンが5+に)。ウーンズロールを通させないのでW3は十分な値である。Iは思ったよりも高い。特にリーダーはI3+なので2+にアップグレードできればエッシャーみたいに落下耐性を持つキャラになる。A2はチャンピオンとしては普通、オグリンのイメージ的には低いくらい。Ld・Cl・Wil・Intに見るべきポイントはない。リーダーとロボスレイブはCl5+なので諸々の判定が上手く行くが、チャンピオンは失敗することも多い。シナリオによってはWilやLdやIntを使うこともあるので、その場合は素直に敵を全滅させることに専念すべき。

 スキルはBrawnとMuscle、リーダーは加えてLeadershipがプライマリーとなる。

Brawnスキルとしては、

  • Bull Charge:Las Cutterにノックバックが付くと、ノックバック発動時に接敵していない状況から接敵できてしまう。変なの!
  • Bulging Biceps:Unwieldyが片手で使えるだけなので微妙。他のギャングにとっても微妙。
  • Crushing Blow:接敵できれば相手は溶けるオグリンならばBull Chargeの方が有用。
  • Headbutt:突撃したターンで使えないのは微妙。そもそも接敵した相手は高確率で即死するから実質突撃されたときしか使えない。
  • Hurl:Headbutt同様。
  • Iron Jaw:オグリンに素手でダメージを負わせる敵なぞいないでしょう。

Muscleスキルは、

  • Fists of Steel:意外とオグリンは素手で戦う選択もあるのだが、素手だと二刀流にならないからやはり使わないスキルということで。
  • Iron Man:重要。少なくとも成長したオグリンは喉から手が出るほど欲しい。フレッシュウーンズが怖くなくなるのはデカい。
  • Immovable Stance:ベースサイズが大きいオグリンなら使える場面もあるのだが、他のスキルのほうが使える。
  • Naaargah!:最強スキル。Tチェックに成功すればアクション数が1増えるわけで、オグリンは6以外成功する。強い。
  • Unleash the Beast:あまり使わないと思う。
  • Walk It Off:2回ムーブすればWが回復するかフレッシュウーンズを捨てることができるのは強い。Naaargah!を持っていれば2回mムーブは可能だし、チャンピオンでもWが3あるオグリンとは相性が良い。

Leadershipは

  • Commanding Presence:オグリンは基本1人しかグループアクティベートできないから、このスキルを覚えると2人グループアクティベートできるんだ。
  • Inspirational:クールチェックのリロールは、まあ使えると思う。
  • Iron Will:ボトルアウト対策としては有用かな。
  • Mentor:Ldチェックが必要なのでオグリンには扱えない。
  • Overseer:大定番。オグリンでも非常に有用。というか、オグリンならNaaargah!と合わせてかなり活用できる。
  • Regroup:他のギャングでも使っているのを見たことない。


 武器とウォーギアについては、オグリンは雇用時にしかAugmetic Weaponを選択できず、以降追加できるのはHand Weaponのみであることを念頭に置こう。

Augmetic Weapon

  • Augmetic Fist:接敵できれば相手は溶ける。
  • Paired Augmetic Fists:強い。しかしコストが高い。Augmetic Fist1つでも十分かな。
  • Arc Welder:武器の追加がほぼ必要ないほど強い。Augmetic Fistより明らかに強いのにコストが少ししか増えないのも魅力。
  • Heavy Rock Cutter:Arc Welder使おうぜ。
  • Heavy Rock Saw:Arc Welder使おうぜ。
  • Las Cutter:大本命。ナーガ!と組み合わせて突撃しなくても使える白兵武器。
  • Storm-Welder:オグリン唯一の射撃武器……なのだが、RecklessとUnstableが付いている使えない武器。フレンドリーファイアしたいなら一考の余地あり。


Hand Weapon

  • Axe:S+1が全て。オグリンはS5なのでこれを持つとS6になり、T3の相手に2+でウーンズ。コストも安くこれでよいかと思う。
  • Brute Cleaver:AP1は魅力的だがSの+1がなくなり、コストがSpud Jackerより高いのはキツイ。
  • Maul:なんで武器で殴っているのに鎧が固くなるんだろうね! 魚肉ソーセージをフルスイングしても痣はできると思うのに。
  • Spud Jacker:スレイブオグリンギャング箱に入ってくるハンドウェポン。Axe同様S+1なので有用。もっとも、Axeに比べてコストは高い。ただ忘れた頃に発動するノックバックが意外と強いんだ、これが。
  • Two Handed Axe:コストが高いとか文句はあるが、Accにペナルティあるのはダメでしょう。一応BraunスキルのBulging Bicepsとはシナジーあり。
  • Two Handed Hammer:コストが高いとか文句はあるが、Accにペナルティあるのはダメでしょう。一応BraunスキルのBulging Bicepsとはシナジーあり。


Grenades

  • Blasting Charges:火力が高いが飛距離がない。とは言え、オグリンなら10mvまで飛ばせられる。
  • Demo Charges:シングルショットはキツイです……。
  • Frag Grenades:これに限らず、射程がS*3の場合、オグリンなら15mv投げられるのだ。安いのでPinばら撒く目的ならこれでも十分かも。
  • Incendiary Charges:大本命。射程15で範囲5mvでBlazeをばら撒ける。最強。これに限らず、S3のグレネードならTを6にアップグレードすると自分が巻き添えになっても6のみウーンズなので被害はほぼ受けない(Blaze対策はハザードスーツ)ことを利用して敵味方が混在している中、後ろから手榴弾を投げまくる戦術ができる。
  • Krak Grenades:Blastがないのでゴミ。


Armour

  • Furnace Plates:ギャング設立時は安さは大事。
  • Hazard Suit:強い。Pinしないロボスレイブに着せるとBlazeによる行動阻害を防げるので絶対に2アクション動けるターミネーターが誕生する。オグリンはウーンズロールで攻撃を弾くものだと聞いた。
  • Light Carapace:4+セーブのオグリンは強い。アンダースーツを来て3+セーブにできると本当に敵なし。でもコストは高い。


Personal Equipment

  • Armoured Undersuit:安くセーブを改善できる装備として必須。
  • Bio-Booster:キャンペーン中盤くらいからリーダーとチャンピオンには必須となる。ToxinやGasなど不意の崩し対策としてぜひ。
  • Drop Rig:Pinしないロボはともかくとして、リーダーとチャンピオンの機動性を上げる。非常に安いので偉い子。でも千石ターフウォーズ、立体マップをみんな嫌うんだよな。なぜ?
  • Servo-harness Partial:最強。着せればS7・T6になり、Axeを持てばT4の敵にウーンズロール2+、通常パワーのプラズマガンを喰らってもウーンズロールを5+にできる。Mが下がるのはグラップネルランチャーで手当しよう。
  • Stimm-Slug Stash:突撃に必要。オグリンにとってはSやTを上げるよりもMを上げる効果が目当てかな……。
  • Suspensor:オグリンにとってはステータスアイテムみたいなもの。ヘビーボルター買ったけどサスペンサーがなくて困っているギャングに見せびらかそう。


トレーディングポスト/ブラックマーケットでぜひとも買いたい

  • スモークグレネード:射撃を受けないために必須。いくらオグリンのステータスが高いとは言え、キャンペーン開始時からプラズマなどで被害を受けるため、単純に射撃させないことが有用な対策になる。
  • グラップネルランチャー:移動性能を上げるのに必須。少なくとも、Pinしないロボスレイブは毎ターングラップネルランチャーが使えるため必須。単純に突撃までの時間を早めるだけでなく、箱を奪い合うときなど戦闘以外の使いみちが広い。直線移動なので上階に上がれるのがダブルムーブの上位互換と言える。
  • フォルスフッド:ゲーム開始から2ラウンドの間、敵から狙われなくなる(射撃武器やサイキック含めて)強装備。お値段40円。
  • フレンゾンカラー:白兵戦士が喉から手が出るスキルを複数付けられる装備。ただしデメリットも強烈で、アクションの内最低1回は敵に向かって移動するか突撃しなければならず(つまりシナリオやIntriguesでのダブルアクションは不可)、さらに全ての武器にRecklessが付いてしまう。グレネードにRecklessが付くと味方に投げる可能性があるので、この装備を持たせるなら誰に持たせるのか考える必要がある。30円と安い。
  • Ablative Overlay:バトル中最初の2回の攻撃のみセーブを改善する。安くて強烈な性能。フォルスフッドと組み合わせると極めてダメージを受けにくくできる。
  • Mnemonic Inload Spike:オグリン最終兵器。キャンペーンが進むに連れ、単なる重白兵攻撃では捌けなくなるシーンが増える。そんなときに使えるのがコレ。ひたすらロボスレイブに持たせて6が出るまでダイスを振り続けよう!
  • Medicae Kit:ロボスレイブに持たせてサポートさせるとか、場合によってはチャンピオンに持たせて前線で互いをサポートするのも良いだろう。



4.戦術カード

 オグリン専用戦術カードは極めて強力で、他のギャングが喉から手が出るほど欲しくなるらしいが、自分のオグリンギャングの戦いかたと合っているかを検討すべき。

 スレイブオグリンギャングの場合、ボトルテストを自動成功させる、Pinしない、射撃をさせない、突撃距離を伸ばす、行動回数を増やす、などのカードを中心に入れると安定する。ボトルテストの自動成功は初期ギャングメンバーが少なくなりがちなスレイブオグリンの欠点を補う良いカードであり、ネクロムンダの戦術カード全体で3~4枚あるので全部投入すべき。また、行動回数を1つでも増やせるとNaaargah!と合わせて4アクションができる計算になるので極めて強力。突撃距離を伸ばすカードは近接しかできないオグリンにとっての有用性は言わずもがな。射撃させない/射撃の対象にならないカード(Pinを回避できるカードではない)は強力な白兵能力を持つオグリンのリーダーが敵に近づく際に蜂の巣にならないために重要。



5.ギャング設立時のビルド

  • オーバーボス(リーダー)

スキル:Commanding PresenceかOverseerかNaaargah!かBull Charge(武器がArc WelderかAugmetic Fist時)

武器:Axe二刀流(スキルOverseer時)、Las Cutter、Arc Welder、Augmetic Fistなど

強いけどコストも高い。チャンピオンとの違いは、Clの高さ。Frenzon collarに最適。正直、武器とスキルはチャンピオンも含めてNaaargah!+Las Cutterが定石だと思う。


  • アンダーボス(チャンピオン)

スキル:Naaargah!かBull Charge(武器がArc WelderかAugmetic Fist時)

武器:Las Cutter、Arc Welder、Augmetic Fistなど

グレネードを持たせて投げるも良し、Stimm-slug stashを打って突っ込むも良しな白兵戦士。グループアクティベーションを行えないが、その分単独で動かしてももったいなさを感じない。設立時が5人のときは1人しか入ってない悲しい子。Wがリーダー同様3なのは優秀。Las Cutterは弾切れの危険はあれど、命中ペナルティが付いておらず高威力で、しかもVersatileという超優秀武器。Naaargah!で行動回数を増やしてVersatileによるレンジ白兵攻撃を行うのがオグリンギャングの基本戦術だと考える。


  • スレイブオグリン(ギャンガー)

武器:AxeやSpud-jacker二刀流など

ギャンガー……なんだけど、後述するロボスレイブが優秀過ぎてメンバーに入らない子。スキルを学べないのもロボスレイブ同様なので本当に使い道がわからない。


  • ロボスレイブ(ギャンガー)

武器:AxeやSpud-jacker二刀流など

スレイブオグリン同様のギャンガーで、スレイブオグリンに比べてMが1減っているし、スキルを学べないのもスレイブオグリン同様。グループアクティベーションの対象にはできないというデメリットもある。

しかしロボスレイブは身を隠すアクションができない代わりにPin and Proneにならないという特性を持っている。炎さえ防げれば行動不可にならずに前進できる白兵戦士が誕生するので強い(2アクションフルに使えるのでグラップネルランチャーが必ず使えるなどメリットは大きい)。WSが4+なのでできれば武器は両腕に持たせたほうが攻撃を外すリスクを減らせると思う。リーダーやチャンピオンの肉壁として最低限のコストで運用するか、戦闘メンバーの一員としていっぱいウォーギアを付けてあげるか、単なるギャンガーとしてはカスタマイズし甲斐があると思う。地味にClとLdが共に5+で高い(グレネードをターゲットプライオリティではない地点に投げる時なんかClの高さは役に立ったりする)。


6.キャンペーンを経て……

 はっきり言ってしまうと、スレイブオグリンギャングはキャンペーン序盤は極めて有利である。やはりT5のW2を抜ける手段がなかなか存在しないのが強い。

 もちろんどのギャングもプラズマやクラックグレネードで対抗してくるが、そういうものを持っている人もキャンペーン序盤は1ギャングにせいぜい1人か2人。何とかロボスレイブ数体で対抗できる。

 そんなわけでキャンペーン序盤はギャングの規模を拡大できるのだが、他のギャングが育ってくると武器を追加できないことや射撃武器がないことが影響して相対的に落ちてくる。千石ターフウォーズは偶然、スタートが良かったのでなんとかなったが、序盤に負けていたらその後は本当にダメダメになっていただろう。

 そもそもスレイブオグリンギャングは白兵戦闘以外がからっきしダメなので、一部のシナリオやマップは完全にどうしようもなかった。

 白兵戦しかできないのでメタるのも比較的用意で、今回のキャンペーンで勝てたのはほとんどの人にとってスレイブオグリンが初めてだったからという他ない。



7.終わりに代えて参考ロスター

オーバーボス(ナーガ!)145

-ラスカッター60

-ファーネスプレート5

-アーマードアンダースーツ25

-Incendiary charge40


アンダーボス(ナーガ!)115

-ラスカッター60

-ファーネスプレート5

-アーマードアンダースーツ25

-Incendiary charge40


アンダーボス(ナーガ!)115

-ラスカッター60

-ファーネスプレート5

-アーマードアンダースーツ25


ロボスレイブ70

-スパッドジャッカー15

-ハザードスーツ10


ロボスレイブ70

-スパッドジャッカー15

-ハザードスーツ10


ロボスレイブ70

-スパッドジャッカー15

-ハザードスーツ10


 これは千石ターフウォーズに持ち込んだ実際のギャングのロスターである。

 たぶん1000crでスレイブオグリンの力を限界まで引き出せるロスター(※その後のグループ内の問答で、Las Cutterのファイアーパワーダイス弾切れ判定はアタックダイスを振った数だけ行うことがわかったので、Las Cutterしか持っていないと不安である。スパッドジャッカーをAxeにしたりIncendiary chargeをさらに1つ外してリーダーやチャンピオンにも片手武器は持たせた方が良い。)。人数を確保し、行動回数と戦闘能力もかなりあり、それでいて1000crちょうどというのは我ながら芸術的だと思っている。キャンペーン序盤はStimm薬を使うまでもないだろう。グレネード(特に相手の行動を阻害できるBlazeと範囲の広さで定評のあるIncendiary charge)はできればみんなに持たせたかった。アーマードアンダースーツは必要か否か迷うが、安心感がほしかったので持たせた。ラスカッターは弾切れが怖いが、キャンペーン序盤なら相手は確実に倒せて撤退を検討させることができるので、1回か2回の使い切り武器として選択。ラスカッターはヴァーサタイルなのでナーガ!との相性が良好だった。

 色々欠点も書いてしまったが、シナリオの勝利条件とか考えずに白兵戦メインでやるなら最高の性能だと思う。ナラティブな方面も、「奴隷が逃げ出した」と言えばわかりやすいだろう。非常に使ってて楽しかった。

 低いステータスについてはもう手当しないと割り切って、ステータス的に得意分野で頑張ればそのステータスの高さからスレイブオグリンたちはきっと応えてくれるだろう。残りWが1の状態でケイオスカルトからの突撃3連を次々に返り討ちにしたのは感動したな……。

 どうやったら他のギャングに勝てるか試行錯誤する楽しみがあるギャングだと思う。スレイブオグリンやる人は頑張ってね!

ー記事をシェアするー
B!
タグ