2007年5月9日水曜日

なぜ学校・勉強なのか?

 先日、フランス大統領選があって、サルコジ氏(Nicolas Sarkozy)が当選しましたが、フランスは日本とは別の意味で学歴社会らしいです。
 フランスの 学校制度は初等教育がエコール、中等教育がコレージュ(中学校)、リセ(高校)であり、リセには3コース(普通教育、技術教育、職業教育)あって、それぞれでバカロレア試験を受け、大学へ行くシステムです。で、大学は、一般的な大学と専門学校、グランドゼコールの3種類あります。ちなみにグランドゼコールとは高級官僚を育成するための超エリート学校です。
 日本の学歴社会(何かことばが変)は東大、京大、早稲田や慶応など偏差値で上位の学校が社会では比較的優位である状態です。会社に入っても平社員から始まり、役職を持つには十年ほどかかります。何より受験に金は必要ですが親が有名大学出身だから子どももその大学に入りやすいという傾向はありません。
 フランスはグランドゼコール出身者の子どもはグランドゼコールへ行き、出身者でない人の子どもは行く傾向があまいないらしいです。つまり社会的に棲み分けができている。そしてグランドゼコール卒業生は即高級官僚もしくは役職持ちの会社員になることができる社会です。
 ちなみにサルコジ氏はパリ大学の卒業生だとか。ロワイヤル氏(Marie Royal)はENA(フランス国立行政学院)の卒業生。ENAはグランドゼコールの中でも一番のトップ。

 このように見たとき、日本の教育システムは言葉通り一億総中流社会を前提とし、さらにできるだけ中流からはみ出す人(上にも下にも)を少なくしようとするシステムでした。先のなぜ勉強するのかという質問への答えは、
「日本では勉強すればある程度、自分の夢が実現できる可能性があるから」
というのでしょう。