2007年6月3日日曜日

Impression of books

人間以上 
いきなり始まりました、感想文。第一回は
新装版 人間以上(Amazon)です。
著者:駕籠真太郎
出版:久保書店
ISBN:ISBN4-7659-0574-8
価格:1200円+税
発行:2002年10月25 (旧版:1990年11月10)

 適当にググってみると、ただの残虐だの、駕籠真太郎の面白さである皮肉というか笑いというか、アートっぽい感じがないだの、色々言われています。「凸凹ニンフォマニア」の方が評価は高いですね。
 で、なぜわざわざこれを選んだかというと、以後駕籠作品の発想の面白さの原点が「GODZILLA」などに現れているからです。人体をモノ扱いする作風も現れていますし。ぼくは成人漫画の歴史について詳しくないのですが、1990年代初期において、この作品群はどんな文脈だったんだろ。現在(2007年)は氏賀Y太など「残虐」漫画を書く作家がある程度は認知されてはいますが(少なくともマンガマニアならば聞いたことはあるよねーって)、当時は少なかったんじゃないかな。
 「快楽としてのグロ」(要は一般的にはグロはグロのため、好んでみる人はいないけど、あえて嗜好・楽しむこと。ギャグとして見るとかとは少し違う)が本を出版できるくらい広がったのはいつのことなのでしょうか。90年代後半のような気がします(根拠なし)。もしそうなら、「人間以上」はグロ表現を広めた功績があるんじゃないかな、と思います。

 ただしやはり「凸凹ニンフォマニア」の方が発想が面白いです(「A感覚の帰還」など)。