2008年6月7日土曜日

「庶務部厚生課性処理係」(まよねーず。)感想

 
どうも。色々忙しくて更新してませんでした。けど、ネタはたっぷりだぜ!

 今回は、「庶務部厚生課性処理係」(まよねーず。)です。
 目茶苦茶変な作品だ……。いや、僕から見た話ですがね。

 1ページ目で「
人工の減少や高齢化、2007年問題等、企業の人材確保は、過当競争にならざるをえない状況となっていた。

」と書かれてある段階で、少しの不安とデジャブ感を味わいます。要は女性社員に性欲処理をさせるんだけど、システム化されきっているから誰も疑問を持たず、さっぱりとしたエロマンガですよー、てなわけですな。性欲処理ネタは高こ……もとい、学園ものなどがありますが、こちらは比較的、嫌がる女子学生を調教する展開が多い(=読者から好まれる)印象がありますね。

 お話としては各性欲処理社員が悩んだり、それを克服したりというよくある話です。一点を除いては。
 この作品って女性陣が生活してるんですよね……。具体的には恋人(男)がいるキャラが結構います。珍しいタイプの作品というか、この手の作品では普通は描写しないのですがね。
 読者にとっては手軽に使用するエロマンガのため、キャラのプライベートなど性格分けの道具程度で十分だし、何よりも萎えるのですよ、少なくとも僕は。性欲処理とプライベートの性交って果たしてここまで分けて考えられるのだろうか、てね。特に僕たちの現実世界はこのマンガとは正反対のため、彼女らの割り切った考えにとまどうのですよね。
 まあ現実世界での風俗嬢とかは既にこのマンガの領域に達してるぜ、とか言われるかもしれないけど、現実とこのマンガとの最大の違いは、現実世界は性欲処理をさせるのはいけないという建前があり、風俗というのはその建前から隠れた場所にいます。そして職業の自由がある以上、風俗嬢になるのは自分から好んでなるのだ、という建前もあります。
 だからこの建前が徹底的に崩されて、性欲というものが公然になってしまった世界で、女性はプライベートの性交と性欲処理とをどうケジメをつけているのか、読んでいて不安になるのですよ。まあ、「庶務部厚生課性処理係」の世界では普通のことなので、「普通」になんとなくやっているのでしょうがね。

 どうでも良いことだけど性欲処理をした後で、歯を磨く描写は上手いと思いました。確かに風俗とかでは口をイソジンなどで洗浄するので、この世界には当然の描写ですね。他のエロマンガがそこら辺の「世界観」の構築に無頓着だっただけとはいえ、この観察眼は凄いと思います。