Tellurは、……現在色々物色中です。

テキストエディタについて

2010年10月2日  2010年10月3日 
MIFES、秀丸、ワードパッド、Tera Pad、MK Editor、メモ帳、紙copi、Story Editor、iText……

 思いつくまま、というか学校で会社で家で使ったことのあるソフトを一部羅列してみたんだけどね。
 アウトラインプロセッサ・付箋ソフトも含めたテキストエディタってのはコンピュータが市民の手に渡ってからそれはもう長きに渡って開発され続けている地獄のようなジャンルであって、下手に踏み入れるとズブズブと沈んでしまう、そんな世界なのだ。有名なコピペを使うならば「まあお前らド素人は、秀丸でも使ってなさいってこった。」と言ったところか。多分これに同意する人は多いはず。
 僕自身も2chレベルの神(大昔、橋作る際に捧げられて神になった人って人柱っていうしなあ)には遠く及ばず、2ch読んで使うソフトを決めていたりしていたのだが、それでも一般的な人よりもテキストエディタを試した頻度は高い。
 なんていうか、昔PCについて詳しくなかった頃は性能だけしか見ておらず、独自拡張子・非テキスト形式保存なソフトを使っていたんだよ。今は拡張子は気にせずにテキスト形式保存してるものしか目に入らないけどな。でも昔はフロッピーディスク(3.5インチ)しかファイルを持ち運ぶツールがなかったし、外のPCにはソフトを導入できないしでテキストエディタなんぞは自宅PC専用で十分だった。
 想像だけどGmailの流行テキスト形式保存がもてはやされるようになったんじゃないかな。そしてUSBメモリが流行ったためにレジストリ不使用・ファイルサイズと動作の軽さが絶対条件になったのかもね。

 テキストエディタってのは文章を書くためのソフトなんだ。普通は文章を書くときにMS OfficeのWordかExcelかパワポを使うんだけど、メモみたいな文章や日記とかアイデア整理とかワープロみたいな文章処理は必要ないって人も多いんだ。それよりも動作を軽快にしてくれとか検索機能を強化してくれみたいな。そんなギークどもを満足させるために生まれたのがテキストエディタってソフトなんだ。もっとも、僕もビジネス用の文章を作るときはテキストエディタとかに下書きせずに直接Wordに入力するから別にテキストエディタは万能じゃあない。ビジネス用途ではプログラミング以外は使えないんじゃないかな。でもプライベートで延々と文を書くための用途ならばとてつもなく強力なソフトなんだ。

 アウトライン機能とかがない狭義のテキストエディタってのも色々と宗派が分かれており面倒だけど、現在の僕はiText率いるLightwayシリーズを使ってる。自宅PC・会社PC・iPadの3機にこいつを導入してるんだ。ちなみにWindowsユーザにはiTextシリーズを無条件ではおすすめできない。アンドゥ(「元に戻す」)機能がいまいち挙動不審だから。あれってやっぱりMac向けになってるのかな。Windows付属のメモ帳もアンドゥが単純な直前作業のキャンセルとは違った動きだったことを思い出してしまったぜ。ちなみにiTextはCtrl+zとCtrl+yの組み合わせが致命的に悪いんだ。
 じゃあどんなソフトなら十分なのかと聞かれると、秀丸あたりかな。プレーンテキスト書くだけなら一番のソフト。誰にでも薦められて、どんな目的でもそつなくこなすことができる。しかも使用者が多いからマクロも十分だし質問もしやすい最高級なソフト。シェアウェアだけど。まあ、使用目的がはっきりしていて、そして一般的な使い方じゃないなら(例えばEmacsで日記を書こうとか←経験者)専用のソフトを使えば良いわけだし。そうそう、テキストエディタで日記書くのはやめた方が良いかも。合わない人はとことん合わない。僕は紙のノートだったら2年近く日記を続けているけど、テキストディタへは1週間持たなかったから。
 ただしプレーンテキスト書くだけだから金出すのもったいないって人はいるだろう。うん、わかる。そんな人へはTera Pad。フリーでも十分。これ以上のものを求めるなら自分で作るか買うかしたほうがよいかも。
参考:テキストエディタ・スクリーンショットwiki 
 
 もう一つ、この世界には重要なテキストエディタがあって、それはアウトラインプロセッサってソフトなんだ。簡単に書くとプレーンテキスト重視の情報カードだろうか。
 要は文章にタイトルを付けて、タイトルがツリーで一覧できるようになっているソフトウェアである。ほとんどのアウトラインプロセッサはツリー部分で各タイトルの順番を変更できるようにしている。場合によっては階層化もできるかも。なので、メインで使われるのはストーリーとか論文とかそのような文章を書くときだね。ちなみに僕の場合はNami2000]っていうソフトでこのブログの記事を書いてたりする。Nami2000を使っているのは機能がまとまっているからだね。テキストエディタよりも求められる機能が多い上に多くの人が同じポイントを評価するためにどうしてもオーソドックスなソフトを選んでしまうんだ。
 アウトラインプロセッサの世界では上にも書いたNami2000がフリーで、ユーザが多くて使いやすいと思う。ツリー上での管理が可能、テキスト形式の保存、テキストエディタとしても基本的な機能があるする、動作が軽いと要望を書いただけで相当な数がふるい落とされるからね。これ以外なら遅いけど機能が多いVerticalEditorとかStoryEditorあたりかな。2chのまとめも参考に。一番やってはいけないのは、秀丸みたいにマクロ組んでツリー表示をさせることかな。例えばキー文字を設定して(□とか◎とか)、キー文字が先頭にある行をツリーに拾うマクロ。秀丸じゃないソフトで使ったことあるけど、全く使えなかった。ツリー上での管理ができない、とアウトラインプロセッサとしては失格だったよ。

 まあ色々書いたけど、一番良いのは自分にしっくり来るソフトを見つけることかもね。僕だってTera Padが良いと散々書いたけど、外見のカッコよさとiPad用のソフトがあるからiText使ってるし。 逆に色々使って不満を感じないと自分に必要なものがわからないかもしれない。
 何にせよ深入りしすぎると大変なのでご注意を……。
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