2010年11月14日日曜日

サンファン

人数:2~4人
時間:45~60分
デザイナー:アンドレアス・ザイファルト
★★★ (3/3)
 世の中にはプエルトリコというゲーマー向けゲームがあって、それを難しいと思う人も当然いるわけだ。そりゃゲーマーが諸手を上げて賛成するゲームなんぞ、ルールが複雑怪奇ではあるよな。しかもコンポーネントの量も莫大だし。というわけで、ライトユーザ向けにカードゲームとして軽い作りにしたのが、この「サンファン」である。プエルトリコとの最大の違いは、運の要素を強めにしたことと生産という概念を簡潔にしたことだ。これによって戦略ミスをカバーすることができるし、何より初心者にとってプレイしやすくなる。

【遊び方】
 最初に各人1枚ずつ、インディゴ工場を設置し、山から4枚を手札にする。親から順番に「役割」を取っていき、「役割」に指示された行動を取る。全員が役割を終えたら、親を次の人に移動させる。工場やその他施設を設置するときはコストに応じて自分の手札を捨てる。つまり、手札を含めたカードは、建設しない限りはお金(資本)でしかない。また、手札の補充は「役割」を使用するか、工場で生産した製品を売ること、またはゲームが進むと建設した施設の効果で補充できる。
 そして一番最初に施設を12個作った時点でゲーム終了。点数を数えてトップの人が勝利となる。

【感想】
 一回軽くインストされると僕でも理解できたよ!? つまりプエルトリコはこれ以上難しいということか。そしてジョーコ・デル・モンドで言われてる通り、ソロプレイ的であるのは確かだと思う。相手に嫌がらせを行う戦術(電力会社なら燃料の買い占めとか、オークションでの値の釣り上げとか)が取れないってのは結構辛いかもしれない。でも同じ種類のカードはそこまで多く無いため、他人に渡したくないカードを工場生産物として所持し続けるとか、山場のカードを見据えた戦術を取るという方向ならば可能なのだ。そしてそれがサンファンの大きな魅力だと思う。直接叩かれるのは嫌ってな我侭者にはぴったりだぜ。
 そんな僕みたいにガチンコで嫌がらせとかされたくない人にとっては中々良さそうな印象を受けた。確かにカード運にかなり左右されるが(ゲーム2回目、慣れたはずなのに工場が中々手に入らずに延々とインディゴ工場1つでサンファン開発してた……。当然ビリッカスだーよ)、それを差し置いても中々好感の持てるゲームだった。
 評価は3点中の満点。ゲームの面白さに加えて、カードゲームであることの箱の小ささがポイント。そしてカードの絵も雰囲気バツグン。
 レースフォーザ・ギャラクシーがこれの宇宙版だって? やってみたいな。