2011年1月26日水曜日

ゾンビサバイバル

Twilight Creations/ホビージャパン
人数:1~4人
時間:90分
デザイナー:Kerry & Todd Breitenstein
★☆☆ (1/3)
 我々プレイヤーの、それぞれ家の四方からゾンビが湧きやがる。我々は武器を持って籠城するのだ。武器やガソリンなどはもちろん、食料・水も忘れるな。何と言ってもターンの最初に起こるイベント次第では電気が壊れて食料が腐ったり、水道管が壊れて水の供給が不可能になったりするのだから。でも食料や水は買い物に行けば(!)ゲットするチャンスもあるからオッケー。一番遅くまでゾンビを凌ぎきれた人の勝ち。ああ、アクションポイントが残っていればゾンビを他のプレイヤーの家に送り込めるぜ!

【遊び方】
 各プレイヤー4人に家マップを渡す。親を決め、順番に家マップに武器などのアイテムタイルを配置する。ターン最初に起こるイベント次第では武器やガソリン、電池が壊れるため計画立てて配置。家には住人タイルも配置する。住人は食料などの維持コストがかかる場合もあるが、アクションポイントの数に影響があるので取れるだけ取っておくべき。タイルの中には車もある。町に買い物にいくときの耐久力と買えるアイテム数がそれぞれ違う。
 皆が配置し終わったら親がゾンビ出現ダイスとイベントカードを山からオープン。ゾンビは各プレイヤー家の四方にそれぞれ出現。
 そしてゾンビとの戦闘フェイズ→1周したら買い物フェイズ→1周したらゾンビを他のプレイヤーの家に送り込むフェイズ。最後尾のプレイヤーはアクションポイントさえ残っていればノーリスクでゾンビを送り込める。
 町への買い物は車&ガソリンタイル&住人タイル&武器を用いて最低3ターン(行く・買い物・帰る)かかる。買い物カード次第ではゾンビが出るかもしれないからそのための武器。
 ゾンビから住人を生き残らせたプレイヤーの勝ち。

【感想】
 バカゲー。スッゲえ楽しいものの、バランスは極めて悪い。ゲーム自体はフェイズの関係で時間はかかるが6ターンで終わるという早い展開に。
 これって最適戦略が最後尾になって大量の住人を確保し、ひたすら他のプレイヤーの家にゾンビを送り込むことじゃね? 僕が参加したゲームではそれで見事に順番に撃破された。だから最後尾以外のプレイヤーは一致協力して住人数で勝る最後尾プレイヤーを叩くとかが最適で。
 ついでにゾンビの倒し方なのだが、ゾンビの絵にダイスを投げて絵の中のダイス目を合計。6以上で勝利。または頭に当たったら問答無用で勝利な方法ゆえ、下手するとゾンビが倒せない場合も。するとゾンビを送り込む暇もなくイベントカード(全てネガティブイベント)だけでプレイヤーの勝敗が決まりそう。ぶっちゃけゾンビ倒しが安定しないので唯一の解が住人&武器を大量に持ってゾンビを倒す機会を増やすことだけ。なんつーか、プレイヤー同士で足を引っ張り合ってるだけな感じがひしひしと。
 そして買い物の意味が無い。買い物に行くと最低3ターンは連れて行った住人と武器が使えない上に買い物(買い物山札から2枚ドローして1枚破棄)するとゾンビが出てくる。めくった瞬間ゾンビに襲われるので捨てることもできない。しかも買い物したアイテムは食料と水のみ手持ち+5で一番欲しい医療キットは+1……。買い物の重要性が全くないのう。
 ちなみに医療キットだが、ゾンビと戦闘になった際にゾンビを殺せなかったら怪我をする。怪我をしたら医療キットで治療する必要があるが、医療キットがなかったら即、死。初期は5つしか持っていない。戦闘方法はダイス転がし。もうすぐ死ぬすぐ死ぬ。最終的にはゾンビを送り込むことによるプレイヤー同士の消耗戦っぽい雰囲気になっていた。


 と、欠点ばかり挙げたがこのゲームの肝はそんなところではない。パーティゲームとして楽しいのだ。タイル埋めたりダイス転がしたりと色々やってるので充実感は十分ある。何よりもゾンビサバイバルはガチでプレイヤー同士戦うゲームじゃなくてバカゲーなのだ。
 イベントカードだが、例えば、「水が腐った」イベントカードはコップの中にゾンビの目玉が入っている有様。え? 「武器の故障」はゾンビが人間に故障を教えている姿。えーw そんな感じの笑えるテイストなので籠城するゲームと考えると楽しい。特にゾンビを送り付けそうな人間を見付け出して他のプレイヤーと連帯できたら面白いだろうなーと思った。