2011年3月16日水曜日

地震の超個人的な記録

†東北関東大震災は仕事をしていたときに起こった。僕は内勤の職種だったから混乱には巻き込まれなかった。ただし上層のフロアにいたため、ヘルメット被りながら机の下に潜つつガクガク震えてた。
 2回目の大揺れを感じたときは、仕事どころじゃなくなるのを悟り、帰宅マップ&非常おやつ袋を取り出した。館内放送で安全のために会社内に留まるよう要請される。17時頃の出来事だったっけ。すぐに食料の買出し部隊が結成されるが、カップ麺もかなり売り切れていたらしい。
 電車が止まり、夕食に行く人が出てくる。僕はツイッターで情報収集開始。地震でBlackberry(docomo)の電波が繋がらなくなったので仕方なくネットで情報を探していたんだけど、電車情報も都内の被害もツイッターである程度把握できた(会社のPC使ったが……ごめん、会社の偉い人)。ツイッターブームのメリットを感じる出来事だった。
 18時くらいに僕も夕食へ。歩いて帰ろうとする人がいたため、外はかなり混雑している。それまでは何時間かかっても歩いて帰ろうと考えていたが、諦めることに決定。思ったよりも歩道が混んでおり、さらに車道まではみ出していたりした。暗くなる時刻だったし、下手すると事故も起こるだろうと判断。実際は緊急車両すら通れなくなる込み具合だった。
 都内に家がある人は徐々に帰宅し、残りは一夜を会社で明かす覚悟を持った人のみ。非常食の乾パンが支給される。
 23時くらいには外もある程度落ち着きを見せたし、東京メトロの終夜運転も行われたからある程度は人もはけたと思う。しかしヤエチカに座る人の群れは忘れられない。

 それから朝まではツイッターを見ながらニュースサイトを巡回していた。初めてまともにツイッターを運用したと思う。普段は開けないリンク先も読んだし、何度も投稿を行なった。時間が経つにつれフォローしている人々が寝る中、新しいつぶやきを待っていた。翌朝になれば見通しが立つだろうと考えていたからこそできたのだった。夜中に長野の方で地震があった時も電車は恐らく動いていないから(と思っていた)明るくなったら歩いて帰ろう、と考えていた。
 ツイッターの動きとしては、地震が発生した直後から集合知(?)による情報の選択が始まっていた。itkz氏のとか、中国人によるレイプ発言とかその手の奴。
 駅に着いてみると思ったよりも混雑しておらず、夜間のメトロで帰宅できた人が大量にいたことを知る。朝9時に会社を出て、12時頃に家について寝た。

 実は東京・千葉はそれからの方が問題だった。原発事故に買い占め騒動。地震が起きたのが金曜の午後ということもあって週末の買出しに見事にバッティングしてしまったのだろう。地震発生から1週間も経つと元通りの生活に戻るだろう。店頭を見ると商品の入荷は普通に行われているし、何よりも僕たちは飽きっぽいのだ。

†嫌な言い方だが、この騒動で何となくワクワクしてる人がいるんだろうなと思う。itkz氏のツイッターしかり、デマを言い出し、広める人の何割かは面白目的だと邪推。残りは「善意」。特に若者などのボランティア志願に多いんじゃないかな。善意自体は素晴らしいことだし、偽善でもないよりはマシとも言われている。ぶっちゃけ僕みたいにブログ弁慶している人よりは好感が持てる。自分で言うのだから確かだ。でもね、多分ボランティアに行きたいってのは良く言って自分探しの一種でしかないと思う。悪く言うならニコニコ動画の流行語レベル。日常から脱出する手段としての被災地支援は周囲にとって迷惑だ。

 東北関東大震災が起きても東京には物理的・人的被害が少ないとわかると、次には買占めによる販売薄、実は物流が機能しているとわかると、福島原発で死の灰論争、今はチェルノブイリほどにはならないと説得されている最中。昨日は静岡で地震が起こったが、何の言説が飛び交うのだろう。

†福島原発は全てが後手へ後手へ回ってしまい不信感を根付かせてしまった。全体像を伝えられず、情報を小出しにした挙句、悪い結果悪い結果へ流れる。僕の親なんかは原発反対派になり、さらには東電に対しての不信感を抱くようになった。
 Wikipediaを調べただけだがチェルノブイリの災害は情報秘匿やら後始末のまずさやら様々なヒューマンエラーが重なってあれだけの被害になった。ん、今の東電と政府も情報を隠しているのではないかって? 建前上それはないと思う。まあもしも心配なら つこれとか。山形浩生が見つけれくれてた。僕は万が一の事態になっても住んでいるところは比較的安全だと思っているし、ついでに皇帝陛下と菅直人殿下と小沢一郎猊下と石原慎太郎閣下が揃って避難したら緊急事態になったと考えることにしている。東浩紀ごとき程度ではノイズにしかならん。まあ、これで東先生とかの発言の信用はできないはなあ。
なお、東京を離れて各種原発報道を見るとむしろ確かに安全に見えてくるので、現実はそんなものかと。
(http://twitter.com/#!/hazuma/status/47580919325929472より)
 つまりは東京にいる間はデマに惑わされてて、デマを信用した時の合理的行動が伊豆への避難に他ならないのですよ。つーか、関西へ逃げたぜ!って宣言する人しかり、何で黙って逃げないんだろう。原発の現状はともかくとして、彼らのこういうところが僕にとっては「情報強者」としての見栄としか思えないし、もっと言えば自ら非常事態宣言することによる非日常のワクワク感(by 大塚英志)を味わっているだけだと思う。っていうか本気で逃げたがっている(放射線もそうだけど物資がないから)福島県の人に対して馬鹿にしているのだが。
 デマだって広める人は「最悪の事態に備えるのは大切だ」と叫ぶけど(中国・韓国人によるレイプデマから始まり買い占めを経由し原発に至る)、余計なパニックを起こさないのは同じくらい大事なんじゃないかな。誰だって死んだらリスクは無限大だから身を守りたいのはわかる。それでも他の人に迷惑をかけるのであれば批判されても仕方がない。さらに「予想外」の事態悪化に備えて心のマージンって言うのも一見筋が通って見えるが、マージンを設定する自分たちが所詮は素人なんだからその判断に意味はないし。

†それよりも今後の原発運営に与える影響のほうが個人的には興味がある。
 巨大地震対策もそうだけど、津波対策とか、「こんなこともあろうかと」の予備電源2号・3号、下手をすると突入作業用パワードスーツやリモコンロボット、被曝された人を救助するための救出用カプセルなど天井知らずで装備が求められるんじゃないかな。それから付近住民への情報提供やら原子力発電の広報など、さすがに今までよりは品質の高いものを求められる気がする。下手をするとそっちのコストが高くつく気がする。さすがに原発が始まって何十年かでここまで大きな問題が起こるのはまずい(しかも東海村に次いで2つ目)。原発の安全性は信頼をある程度置いてるけど、新たに建設するなら地震や火山のない穏やかな気候で政治も安定してる内陸地しか難しいと思う。なお、今回の騒動でわかったのは、放射能(臭いを出す能力)と放射性物質(臭いのもと。不快な存在)と放射線(臭い)の違いすら分かっていない人が大勢いたということなんだから(さらに「絶対安全」と言い切った人もいることに驚いた)。

 ところで「希望は戦争」の赤木智弘はどうしてるんだろう? 東京とかだといつもと少し違うけど「日常」が続いているが、少し足を伸ばせば被災地に行けるけど。。

†それでも心配ならありがたい言葉を捧げよう。とある聖人から頂いた呪文だ。僕も不安になったときはこれを思い返している。





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 あ、フォントをMSゴシックじゃないものにしてるからズレて見える!