2011年5月7日土曜日

【エロゲ】大帝国(アリスソフト、2011)ファーストインプレッション

 アリスソフトの大作、大帝国をついに始めたぜ。しばらくは他の作業が滞るかも……。

 今回の舞台は宇宙。艦隊戦だ。史実に近いルート(三国同盟締結、日ソ不可侵条約締結、日本VS米英開戦)で27ターンまで進めた。中国領土、オセアニア諸島を植民地にしたものの、ハワイに手を出せずしかも宇宙イナゴに艦隊をボロボロにされて心が折れたところだが、まだ攻略wikiには頼らない不屈の闘志で以て立ち向かっている。

 「大帝国」が今までの大〇〇と違う点を挙げると、
1.主人公サイドのキャラが爽やかにかっこ良くなりすぎ
2.戦闘で負けても(HPが0になっても)提督(戦闘キャラ)は死なない
3.キャラクターの維持コストがかからなくなった
4.攻撃がアクションポイント制ではなくなり、必中になり、しかも「素早さ」制になった
5.声優名がオープンになったりラジオを放送したりと王道の作品になった
6.ヒロイン然としたキャラがいない
が目立っている。
 1番は何か悲しいな。大悪司の娼館を作れる混沌が好きだたのでひたすらイケメンになり続ける主人公は僕の求めてたのと違う。まあ、13歳と設定されてた岳画殺(大悪司のヒロイン)のヒロインルートのみグラフィックは同じで18歳に表記を変えてエロシーンを出す腹黒さは今の時代には合わないのか。キャラ絵からして大悪司(そしてその前身となった鬼畜王ランス)は男も女も隙あれば寝首を掻かれそうなイヤラシイ感じだったのだが。
 2番。今までの作品である大悪司・大番長は戦闘でキャラクターのHPが0になると即死んだ。そのキャラが絡むイベントも以降は発生せず、フラグ設定が複雑だとして有名であった。今作はキャラクター=提督として、戦艦同士が戦う形になっており、負けようが何しようがキャラクターは死なないのだ。しかも後に述べるがキャラクターの維持コストすらかからないので汎用提督を増やし放題。負けても次のターンにはHPが多少残った形で復活し、しかも戦闘力はHPに関わらず一定。つまり雑魚戦艦を1個持った汎用提督を壁役にできるということですな。というかそれ前提でバランスが調整されてるっぽい。
 HP回復するためには補給基地を建設するか、日本に帰るかの2拓だし、ガメリカ帝国戦以降は敵の方が行動順もHPも攻撃力も高い。汎用提督を囮にしてその隙にネームドキャラで叩けということか。
 3番。ガメリカ戦でハワイ攻略直前の段階ではキャラクターの維持コストは存在しない模様。まあ、「大帝国」は艦船の製造・開発がメインの要素なので無闇にパラメータを増やすのはシンプル・イズ・ベストを追求するアリスソフトには似合わないかも。
 4番。これも非常に大きい変更。大悪司や大番長はキャラクターごとにHP・攻撃力・命中率(回避率)が設定されていた。HPの低いキャラでも命中率が高ければ赤ザクのごとき回避が可能であったが「大帝国」は全ての攻撃が必中になる。。さらに攻撃順番は、原則として遠距離→中距離→近距離で処理され、同じ距離なら攻撃を仕掛けた側が先だったが、「大帝国」は索敵という素早さに当たるパラメータが導入され、索敵が高いほど同じ距離での行動が早くなる。単にHPと攻撃力の管理だけしていれば良い訳ではないということか。
 また、今までは攻撃にはアクションポイントを消費していたが、「大帝国」は行動が無制限になった。それに伴い必殺技も消え、戦闘局面を打開する最後の手段がなくなった。
 上記変更の結果、まるで詰将棋のようなお互いのパラメータさえ見れば戦闘結果がわかる仕組みになった。個人的には大番長の戦闘バランスが好きだったので残念だけど、艦隊戦というコンセプト的には仕方がないかもしれない。大番長での久那妓や狼牙みたいに遠距離攻撃を回避しつつ、威力の高い中近距離攻撃で敵を殲滅する戦い方は戦艦には似合わないもの。
 5番。どこかでアリスのスタッフが声優を全面に出したくないとか発言してた気がするけど……。事実、アリスソフトが声優を導入したのはエロゲー業界でもかなり遅めだった。資金もあり、アニメ化もされており声優の需要はあるはずなのになぜか声優を使っていなかった。大番長では声が付いていたのにも関わらず、声優名が公式では公開されていなかったのだ。今みたいに主題歌・声優も付き、ラジオも作り、一般ゲーム・一般アニメにも進出できるほどの「王道」な作りになったのはぱすチャコンティニューからだと感じる。……と公式サイトを見てて知った。ぱすチャコンティニュー、PSPに移植されるのか。
 6番。大悪司では岳画殺や元子、大番長は久那妓や扇奈などのようにゲーム序盤から行動を共にし、エンディングというかルートに影響を与えるヒロイン級のキャラがいなくなった。

 これくらいが重要な変更。声優もゲームバランスも含めて今の流行を取り入れられた大〇〇シリーズであり、このフットワークの軽さがアリスソフトの底力なのだと思う。つーか確か2010年冬あたりに作り直し宣言してて、それから4ヶ月程度でこの完成度なのも恐ろしい。
 また、外見は変わったものの、中身はいつものアリスソフトで、ハニー/惑星ジャイアン/ムッチリーニ総統/ア・バオア重慶などネタ方面には事欠かない。さらに宇宙怪獣やその他クリーチャーはさすがランスシリーズを作ったRPGメーカーだと思わされる出来。エロゲーに抵抗ない人なら買うべきだとクリア前から主張してみる。
 ただ、それなりに難易度が高いので慣れてない人は初回は捨てる気持ちでやってみたらいいんじゃないかな。あ、攻略サイトはこっちだよ。