2012年6月24日日曜日

徒然

その昔、僕がニートだった頃、カトゆー家断絶を1日に何度もチェックしておったのじゃ。だからネットの流行にも強くて、いや別に何のメリットもなかったんだけど。僕は友人を余り作らない方だから交友関係も広がらなかったしな。
 今、ある程度のお金を持ったことで引きこもり性がさらに強まってしまった。2,3ヶ月前にツイッターを常時立ち上げると言ってたのに忘れてたよ。で、そんな情弱の僕がここ数日で流行をゲットした。今となっては何を書いても後出しになってしまうが感想でも書いてみる。
1.虚構新聞
 ジョークサイトに文句を言う連中の気がしれない。そういやエイプリルフールにNHKが冗談を言ってみたら抗議されたんだっけ。冗談や風刺とデマの違いがわかっていない人が……つーか芸能人と政治家とスポーツ選手はポリティカルコレクト系で不利益を受けない限り批判すべきでは……そもそもネットは自由な意見を交わすことができる場であると同時にその信憑性は自己責任で……むしろ変な文章を見つけたらとりあえず発信源に飛んで縦読みチェックを……と色々と言いたいことはあるが、何て言うんだろう、釣られた人と虚構新聞を批判する人のリテラシー&メンタルが異様に脆弱なのが気になった。僕も昔は騙されたこともあったし、痛い目にあったりもした。その度に次は同じ手に引っかからないようにと対策を練ったのだ。
 で、その結果わかったことは、絶対に失敗しないのは無理という事実だ。時間や労力が限られているのだから元ネタを確認しきれない。だから釣られたらやられた~と笑うしかない(つまり、今回の件で怒ってる人々ってプライドの塊なんだねということ)。教えるべきことはメディアリテラシーも確かにそうなんだけど、それよりも自由ってのは往々にして損を受ける可能性もあるんだけれども、それこそが自由の持つ価値なんだからあまりプンスカ怒らずに大目に見ようぜということだと今は考えている。また、聞く所によると、アメリカの新聞記事は記者の署名が入るらしい。記事の質を保証すると同時に、記事の文脈を明白にする意味もあるのだろう。アメリカの新聞はそれぞれの政治的立場がはっきりとしていて誰が書いたかが評ずる際の最初のチェックになるそうな。日本のネットも同じだろう。
 その他の疑問として、件の記事って橋本市長が槍玉に挙げられたから怒られたんじゃないのと僕は思う。虚構新聞は当然今までにも記事を作っており、その中には今回の記事に匹敵するようなものもあった(後出しになるが、個人的には今回の記事がそこまで面白いとは思えなかった。「ありえそう」でもなかった。この記事に比べれば「「ユッケ、よく焼いて食べて」 消費者庁呼びかけ」の方が面白くない? ありえそうではないけど)。ツイッターで拡散されたことだって別に今回が初めてじゃなかったはずだ。何で今頃、それもよりにもよって日本で最も賛否両論を引き起こす人の記事で、しかも今までにも何度も騙されたりしたであろう虚構新聞でこんな批難が出たんだろうかというと、揶揄した対象が橋本市長だったからだと思うんだ。虚構新聞は直近でも政治家の風刺記事(嘘)を書いてたけど、"ルーピー"鳩山元総理だったり菅元総理だったりと世間的な人気も下がっていた人たちばかりだった。
(以下飽きたので中断。でも記事を信じた人と橋本市長の支持者の関連性を調査すると何かわかるかも?)

2.アイドル
 今から数年前のことだ。会社で数名と飲みに行った時、好きな音楽の話になった。アニソンというかMOSAIC.WAVとI'veと多数の電波ソング以外を知らない僕としてはワールドミュージックが好き~と偽っていた。そこで、とある女の子が「私、AKB48がマイブームなんだ」とのたまった。当時はもちろんAKB48は知名度があったが、でも今のような爆発的には受容されておらず、てっきりヲタ御用達のアイドルグループだと思い込んでいた。女の子を大量に集めて……なんて発想は魔法先生ネギま!しかりToLoveるしかり、そもそもエロゲの文脈だったはずだし、それはわざわざ「アキバ」の略称を名前に冠していることからも痛いほどわかる。いや、痛々しすぎてオタクである僕は目を背けていた。結局、その時は当り障りのないことを言って終わったが、それから数年経った今、まさか紅白にまで出場するレベルになるとは思わなんだ。
 会社の人を見ていてもAKB48の受容のされかたはキワモノ扱いであることが面白い。芸能人関係に疎い僕は言うに及ばず、それなりにアイドルとかに強い先輩ですら有名所の数名しか顔と名前が一致しない。10人知ってたら完全にマニア状態。ここらへんって例えばモーニング娘。などの扱いとは違うのではないかと思う(僕はモーニング娘。すら知らないのだが……)。AKB48の戦略は、僕ですら知ってる1、2名を徹底的にプッシュしてグループの知名度を上げる方法なのだろう。それを後押しするのが恐らく総選挙というシステムであり。いや、でも総選挙に参加する人がわざわざテレビとかで見たビッグネームに投票するのだろうか、なぞだ。僕の知っているオタク的メンタリティならばわざわざマイナー所に入れるのが常だと思う。
 そう言えば「総選挙」って言葉も中々深いものがある。所詮政治はアイドルの人気投票と同程度であることを揶揄したものとしてこれほど似合う言葉はないだろう。少なくとも投票する人々は身銭を切っているので議員に対する総選挙よりも真剣さがはるかに違うだろう。個人的にはこのような裕福になった国における教育・政治などに対する国民の関心の低下はある程度の水準が達成できた証として好意的に見ている。が、同時に僕はこういう言葉の援用、つまり元の文脈から切り離した単語やフレーズだけを利用するやり方は好きではない。かつてオタク業界に巻き起こった言葉のジャンク遊びは楽しかったのだが、今カラ思えば得られるものは少なかった。逆に援用された言葉に付随したイメージだけが何となくで理解されすぎて肝心の内容を疎かにしてしまったと思っている。同時に引用された言葉の理解の仕方も問題があったと思う。
 AKB48の「総選挙」から政治の総選挙に誤ったフィードバックが流れないか心配。