2016年2月7日日曜日

「超動力蒙古大襲来」(駕籠真太郎、太田出版、2014)

 2013年スペイン・バルセロナマンガ賞受賞凱旋第1作だって。
 「輝け大東亜共栄圏」の方がはっちゃけてたなあ。
 内容は今までの駕籠真太郎氏の集大成的内容。でもスカトロはない。

 「巨人」をめぐる年代記にして現実の歴史とリンクさせたは良いのだが、かえって滅茶苦茶さが薄まってしまった。
 正直、駕籠氏の作品を今までどれくらい読んだかで今作の評価が正反対になるだろう。今作の要素は今までの単行本で出てきているため、僕なんかはどこかで読んだ感じが最後まで離れなかった。「巨人」というテーマで歴史を仕立てあげた手腕は見事なんだけど(さらに言うと、「巨人」とは何のメタファーかという考察も色々できるかもしれない)、常識を嘲笑うようなやりっ放しさがなくなったのは悲しい。