Tellurは、……現在色々物色中です。

イブニクル(アリスソフト、2015)

2016年3月15日  2017年2月24日 
 普通のRPG。ランスクエスト形式という紹介があったが、ランクエとは全く異なる。スキルの使用回数制限のないランクエはランクエじゃない。それはランクエの形式が大量のキャラを処理する仕様上、行動に制限を設ける必要があったのに対し、イブニクルは最後までレギュラー戦闘キャラ5人であったという差。だから本当に普通のRPGであり、旅行気分を味わえるRPGとして最適である。
 ゲームバランスは非常に優しく、TADA部長がマニュアルに書いているようにゲームを進める上でプレイヤーに不都合はかけない感じ。僕はレベルを上げまくるプレイスタイルだからかなり難易度が低く感じたけど、たぶんタイムアタックでもしない限りは心地よい難しさであろう。
 スキルの種類がこれまた絶妙。レベルを限界(100だったっけ)にしても欲しいスキルが全ては得られない。道中とボスと、後は各大怪獣とでスキルを変えなければ進めないという。この選択のジレンマがバランスが良いと思う。

 ストーリー的にはもう王道のエロRPGである。アリスソフト的にはランスシリーズ終了後のルドラサウム亜種世界を作れるようにしたのが大きいかも。ランスの世界観に頼らないルドラサウムワールドって今までもそこまでなかったので、ぜひとも今後も作って欲しい。

 最後にキャラ性能。
主人公:最初から最後まで一線級のキャラ。アリスソフトの仕様上、魔法は後回しで良い。
ラミアス:ガードとピヨりに全てをかける人。もう少し攻撃性能を高くして、スキル次第でガードとファイターを選べる使用にしたほうが楽しかった。
リッシュ:ハニー以外に魔法を放り投げる。このゲームは回復性能がゴミなのでひたすら攻撃で十分。スキル次第で物理攻撃もできるけどゴミ。
グリグラ:ひたすらサブステータスを上げていた。高めの連続攻撃、回避、命中があるので、必殺と衝撃も上げたほうが得かなーと。3回連続攻撃が発動し、クリティカルになってピヨって毒が入ったら楽しい。個人的には主人公を超える性能であった。暗殺を捨ててひたすら左右パンチを繰り出すのは爽快。。
キャス:怒りを解いたり溜めを解いたり……。軍師タイプなんだけど、攻撃もそこそこあるから大忙しであった。戦闘開始時にバフが付くパッシブスキルにはお世話になりました。

 正直、戦闘も楽しかったので、やりこみとか欲しかった。グナガンって出てこないんだったっけ。
 何よりも旅をしている気分になるのが良い。できたら各地で特産品など地方の特色を活かしたアイテムとかが欲しかったが、欲張り過ぎか。
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