2017年5月10日水曜日

サディスティックサーカス2017Spring

 もう2週間も経ってしまった。4/22にサディスティックサーカス2017Springを見てきたのだった。今はサイトもクローズされているが、上演前は催し物が紹介されていて面白かったぞ。
 この舞台は初めて見たのだが、かなり面白かったので、ツイッターで流した感想を整理して書く。

 全体的にはショッキングというよりアングラなショーと笑いが多く、非常に楽しめた。でも後述するが、一部本当に流血もののヤバい出し物があって、たしかに20歳未満は入場厳禁だろう。
 会場はパイプ椅子。6時間座りっぱなしだと腰とお尻と太ももが死ぬ。下手するとエコノミー症候群になるので休憩時間は積極的に歩いた。1つのショーは20分程度で終わるので、席から立ち上がるのは比較的抵抗なくできる。次のショーが始まったら急いで自分の席に戻る的な感じで十分。中にはパイプ椅子で眠っている猛者もいたが、かなりしんどいだろうに。立ち見席もあったが、6時間立ちっぱなしはさすがに僕の歳では無理だと感じた。
 物販も行ってるが、フェチ系の画集など「そーゆー感じ」の売り物。中野のタコシェあたりで売ってそうで、アングラは業界が狭いと痛感。スタッフは銀座のバーのホステスさん達? 全員思い思いのセクシーな衣装を着て、でも健全な感じもする。人目を引くのは乳首にシールを貼ったお姉さんだが、個人的には銀色のピッチピチの服のお姉さんがフェティシズムを刺激してヤバかった。結構、スタッフの方と観客で知り合い率が高そうである。お客さんはかなり女性も多く、有名と思われる男性の出演者には黄色い歓声があがったりする(もちろん普通に女性出演者に歓声がかかるのだが)。演目は性に絡んだのが多いが、恐らく女性が見ても楽しめる内容なのだろう。萌えみたいな要素は一切出てこなく、それがまた格好良い。
 1つ目はバーレスクショー。最初だからおとなしめの出し物。ダンスは一糸乱れず美しい。下着姿で踊っているが、まったくエロさはない。
 2つ目は見世物サーカス(の前半)。鼻に釘を刺したり、剣を飲み込んだりとこれぞサーカスって感じ。力持ちのプリンセスが耳や女性器周辺に重いものをぶら下げるショーはそういう技を持った人がいることは知ってたが、いざ目の前で見ると迫力ある。惜しいのはビデオカメラが寄ってくれなかったこと。このサーカスはせっかくビデオが回っているのに、アップにしてくれないのね。このショー以外も微妙にカメラのアングルが良くない。上からとか別に見せなくて良いから、クローズアップしてくれ、クローズ・アップ!
 3つ目はフラフープ芸。落とさずフープを回し続けるのは圧巻。点滅するフープを使うと見た目以上に高速で回してるように見える。女性器をイメージしたマスクを付けてたが、蜈蚣Melibe氏のアノマロカリスだと思った。衣装も綺麗。途中で衣装を脱いだが、あまりのガリガリさに違う意味で心配になった。あと母乳を出してた。
 4つ目は山姥。観客参加型の緊縛ショー? ストーリーはわからないが、縛られ役の人が観客に紐を引っ張られ、ラバータイツと緊縛でプルプルしてた。赤ペンキでウェット&メッシーになり、これは血糊かと思いきや、刃物あるのに刺さなく、あの赤ペンキは何だったのだろう。
 5つ目はジャグラー。剣を4本お手玉にする姿はどこかで見たことあると思ったら、京劇だ。体術も京劇の舞踊そのものだ。でも見たことあるからと言って色褪せない。やっぱり自力で曲芸する姿はすごいとしか言えない。
 6つ目はダンス。最悪。点滅ライトを客席に向けたり(眩しくて目がチカチカする)、即興の痙攣ダンス。これは芸なの? ダンスもバーレスクの美しさ、体術もジャグラーのテクニカルさに比べると落ちる。そういう路線じゃないと思うけど、どうしても比べてしまった。正直、僕はこの芸がすごいとは思えなかったな。
 7つ目はおベガス!というグループ。音楽に合わせてダンス。ノリが良く素晴らしい。ドラァグクイーンの2人が歌もダンスも高水準だった。もちろん他のメンバーのダンスも素晴らしい。新宿で時々出ているらしいので、見てみたい。
 8つ目は見世物サーカス(の後半)。ショーも後半なので過激になる。鼻から口にストローを通す。大きなハサミの刃を1つずつ2人で飲み込む。ガラスを食す、など。一番ヤバかったのは針を体に刺す芸。流血注意のアナウンスが流れ、逆に他の演目でこのアナウンスが流れなかったら本物の流血じゃないのかと安心感。針は貫通してました。見てる内に貧血を起こして途中から見れなかった。自分の限界や苦手ジャンルを知れて良かった。次回見るときは胃の中を空にしよう。ちゃんと出血していて、でも全く痛い素振りを見せないのには驚いた。
 9つ目は豚のラバースーツを着たコント。出血ショーの後で見るとほのぼのしてて良い。中身は豚が屠殺されるって話だけど。
 10個目は切腹芸。流血のアナウンスが流れないのでニセモノだ! でもこぼれ落ちた血と臓物ってどこから出したんだろう。
 11個目。ゲテモノ歌劇。排泄物を投げる演出があったが、これは本物? 乱闘シーンは本当に蹴る殴るしてて迫力があった。寸止めしようとして出来てないのがリアルである。最後に客席に演者が落ちてしまい、ぶつかった客が汚れてしまってご愁傷様である。次にこのサーカス見る時は最前列はNGだろう。
 12個目は本物の緊縛ショー。縛るのって時間かかるんだね。そして縛られる人はかなり体に負担がかかってそう。空中に吊るのも短時間ですませていた。ショーとしては、縛る方より縛られる方が魅せていた。これで出し物は終わり。
 11時開演、5時終了。1つの演目は10分~20分前後で色々あるからどれかは楽しめるはず。性的な演出はあまりなく(衣装を脱ぐくらい)、上品さも感じられる。少し困った点として、会場が7階かそこらだったが、エレベーターの稼働が悪かった。他の階に行くお客さんに配慮したのだろうが、他に客がいなくても3台ある内の1台しか会場に連れて行かない。そして列はビルの外に並ばせる。当日雨が降っていたので、もう少し配慮してほしかった。それ以外、演目は素晴らしかった。大人のアングラ芸が見たければぜひとも行くべし。個人的には1番と8番のサーカスが体張ってて興奮(および貧血に)した。