2018年1月29日月曜日

無限PKの思い出【UO日記】

 もう時効(と勝手に考える)だから告白するけど、一時期、無限でPKを行っていたことがある。2010年前半だろうか。その頃はまだ無限にも人がチラホラといた。
 無限は2007年だか2008年だかに初めて足を踏み入れ、ヘイブン墓場でステハイ狐変身弓に殺された思い出が強かった。忍者PKギルドのIGAが精力的に活動していた時期だった。
 本当にPKerがいるんだと驚き、どうしてか無限でのPK行為に憧れを抱くようになってしまった。当時は無限新興としてのPK行為が宣伝されていたこともあった。
この人が当時の僕。初赤になった瞬間。

 とは言え、そもそも本格的に移住する気もなく、当然資産もないため、買えるものも限られてくる。無限は1キャラしか持てないので、PKerが狩りをしようとしても効率が良くない。せいぜいパワスク110を導入するのが関の山だった。こんなのじゃ百戦錬磨の無限民から返り討ちにあってしまう。
 不便なら不便なりに創意工夫を施すわけで、僕が取った戦略は、買い物客殺し。ルナ店をチェックして、誰か買い物してる人がいればアタックするという単純な方法である。それも戦士は相手しない(というか、戦士を正面から相手すると勝てない)。まあ、無限で遊ぶのが毎晩1時間程度なのでそもそも他プレイヤーに会う機会がほとんどなく、遊んだ期間の割にはPKした数は多くはない。失敗してお店から@バンされることもあったし。

 実は、PvPにはもともと興味があった。出雲でもジェロームのアリーナやヘイブンのアリーナで練習している人たちに混ぜてもらったこともあったが、メイジは自分に合わなかった。反射神経が追いつかない。たぶん練習すればなんとかなるんだろうけど、このまま年を取った時、詠唱戦はついて行けないと感じた。戦士同士の対決はマイナーだったものの、楽しかった。ほんの数回しか参加しなかったが、走る方法や回復など、基礎的なことを教えてもらい、やはり歴戦の対人プレイヤーは強いと感じた。時々ロストランドの対人戦に単騎で挑んでボロボロにされたりした。ただし、一般シャードでの対人は緊張感があるわけではなく、そして当時は仕事が非常に忙しくなっていったこともあり、一度無断でアリーナを休んでしまうと顔を合わせ辛くなり、UO自体小休止状態になった。次にUOに復帰した時、無限で戦士を完成させた。


 初めて他プレイヤーを殺した時は手が震えた、と色々なところで様々な人が語っていた。百戦錬磨のPKer上がりの人もどこかの日記でそう書いていた。実際にやってみて、確かに心臓に悪いと思った。何というか、NPC殺すのとは全く異なる。画面の無効に自分と同じ意思を持った人間がいると意識するだけで動悸がした。ガード圏に近いとか、たぶん逃げられるとか理由をつけて初めてのPKを先延ばしにすること数回。返り討ちにされたら恥ずかしいという気持ちもあったのだが、見ず知らずの他人に対してネガティブプレイを行うことへの抵抗感を強く感じた。PKでこれなら詐欺とか対人シーフは相当きついだろう。

 最初のPKは今でも覚えている。なぜか会社が休みだったので朝からUOにログインしてて、ルナのお店でお客さんを見つけてしまったのだ。無防備な上動かなかったので、放置だと思った。PKしない言い訳も見つからなかったため、覚悟を決めてアタック。相手は動かず、あっけなく僕の最初のPKは終わった。微動だにしなかったので正直、全く罪悪感を抱かなかった。死体の持ち物を吟味する時間すらあった。それから僕はPK街道を邁進した……と書きたいところだが、そもそもプレイヤーが多くもなく、しかも狩キャラとは言え本気の戦士やメイジ、テイマーに狙われると即殺されるレベルだったため、自分が死なないことと相手を殺しきれることを優先に考えた結果、PKできないことの方が多かった。そのため結局、最後までPK行為に慣れなかった。
確かこの後、蘇生してあげたんだっけ。

 一番印象に残っているのはこれもルナのお店にいた人。のんびりと歩いていたので、ドキドキしながら走って追いかけつつアタック。慌てて逃げようとした彼ないし彼女だが、何とか追いついて殺した。めぼしいものを持っていないか探す中、画面端に見えるIGAの文字。それもベテラン戦士だったため、慌ててルナ城の外に逃げる。IGAの人は死体を見つけると一旦止まり、それからこちらを追ってきた。何とか撒いて殺されずに済んだが、人の少ない無限とは言えPKを行うのはリスクもあるんだと学んだ。PKerは自分が生き残ることを最優先にすべきという哲学をこの頃考えた。
この直後、IGAメンに追いかけられました。

 こういうこともあった。
 どこかの寂れた銀行で詠唱音が響き渡っていた。ああ、スキル上げね。と思って近寄ると、明らかに放置上げ。こいつはいかんとアタック。ガード圏内ではあったが無事に殺せた。PK行為に一切後ろめたさなくやり遂げられたのは後にも先にもこのときだけだった。
わかりにくいが銀行内である。

 PKerから足を洗ったのは再び仕事が忙しくなり休止状態になったこともあったが、それだけではない。
 ある日、ユーあたりのムーンゲートに入ろうとした時、ハイドしてる人がいた。リヴィールさせても動かないのでアタックして無事に殺した。この時はそれだけだった。
しかし後日、何の理由かは忘れたが、僕も同じようにどこかのムーンゲートでハイドしたまま離席せざるを得なかったことがあった。戻ってきた時、ログに残っていたのは、自分を発見したIGAの生産キャラがインビジで隠してくれたこと。その時はすでに赤ネームだったのでわざわざインビジをかける必要はなかったのに、だ。その人はIGAだったため、赤ネームに対して贔屓する感覚もあったのだろう。ただ、無限みたいな環境で知り合いでもないPKerの利益になる行為をわざわざ行うことに衝撃を受けた。


 ルナにPKerが出現するという情報も広まってしまったのだろう。僕が遊ぶ時間はステハイですらルナにはいなかった。そして僕も、PKerとして活動するには自分の中で理屈を見つけられず、UOの休止と同時にPK行為も飽きてしまった。
 最近UOに復帰したけど、無限の戦士はどう育てようかな。