Tellurは、……現在色々物色中です。

6/16ホビージャパンゲーム定例会@R&R

2018年6月25日  2018年6月25日 
遊んだ新作・準新作ゲームの感想文。
・アズール(ミハエル・キースリング、Plan B Games)
 柄タイルをゲットし、並べ、その組み合わせによって点数にするゲーム。序盤は点数が取りにくいが、タイルが埋まる後半は一気に点数が伸びる。毎ラウンド、タイルを順番に取る→場に出ているタイルを取り終わったら並べる、と言った簡素なルールなので初心者でもわかりやすい。コンポーネントがきれいで、久しぶりに購入欲が沸いたゲームだったが、後述の覇王龍城を遊んだ後だと霞んでしまった……。
 タイルを固めて置く、勝利点が0未満になることはないので(他の人の点数も伸びない)序盤はいくらマイナス点になっても気にせずタイルを埋めることに集中する、マイナス点覚悟で積極的に1番手を取る、捨てタイルが3個以上揃ってたら即獲得する、というコツに早めに気付いて勝てた。が、完全に情報が公開されるゲームであるため他の人も上のコツに気付くと邪魔し合うゲームに早変わりすると感じた。プレイヤー全員がこのゲームに慣れてるとのびのびとタイルを埋めることはできなさそうなので多少自由度は低いかな。自分のボードが美しいタイルで埋まるさまは素敵なんだけど、好きに遊べなさそう。

・アイスクール(Brian Gomez、Brain Games Publishing SIA)
 おはじき。ゲーム会で時間が余ったときに遊んだので子供向けアクションゲームかぁ、とバカにしていた。バカにしていたら……かなり楽しい。駒を弾くだけなので誰でも遊べ、勝利点の稼ぎ方も複数ある。小学生の頃のジョー戦を思い出してほっこり。みんな下手なうちが1番盛り上がって楽しいと思う。ついでにプレイヤー数も4人と言わず、6人くらいいけるのでは? でもみんながこのゲームに習熟してしまうと地獄のような光景になるだろう。You Tubeには弾き方が上手い変態共が大量発生してるし。

・コードネーム
 つ、つまらない。。。ヒントを出して絵や単語を当てるゲームはミステリウムみたいな勝ち負けのないゲームでないと盛り上がらんよ。このゲームの最大の欠点は、絵や単語を当てさせるゲームは外れるのを見るのが面白いのに、失敗を許さないガチガチのゲームにしてしまったことにある。

・覇王龍城(Hjalmar Hach & Luca Ricci & Lorenzo Silva、Horrible Games)
 タイルゲームだけど、内政タイプ? かなり面白かった。数種類の色のタイル(実際には麻雀パイみたいな直方体)を自分のボードに並べ、同じ色が4つ以上隣り合ったらタイルをひっくり返し点数や特別なアイテムをゲット。ひっくり返ったタイルの上にもタイルを並べることができるので(タイルをひっくり返せば全部で3段まで積めるのだ)、本当に城が建つ感覚が味わえる。タイルと書いているが、使っているのは麻雀パイなので高さも出て楽しい。3段積めれば鼻高々だ!(勝利点につながるかはわからないけど!)
 他人と並べるタイルをバッティングさせない戦術、でも他人を邪魔するだけでは点数が伸びないジレンマ、勝利方法がわからなくても適当に並べるだけで大負けしないバランス、タイルを並べる&揃ったらひっくり返る&ひっくり返ったら社(点数化するアイテム)が置けることさえ覚えていれば遊べるので初心者向き、など誰でも遊べるので買う候補に挙がった。そうそう、コンポーネントが麻雀パイライクな見た目で豪華だった。山タイルの並べ方も様々な種類があって、長く遊べそうである。

・ウォレット(W.&M.フォール、ライフスタイル)
 7人まで遊べるパーティゲーム。手札を入れ替えたりゲットしたりで数回繰り返されるラウンドで高い順位を狙うゲーム。このゲームの特徴は、条件に満たない場合は順位が決まる前に失格となり持ち点を没収されること(順位が低いと勝利点をもらえないだけでペナルティはない)。何はともあれまずは失格にならないよう手札を調整するのだ。
 実際に遊んでみたところ、自分が勝てる&高い点数狙えると思ったらガンガン勝負に出られるので毎ラウンドが意外と短い。一応、他プレイヤーと絡む特殊アクションは特殊アクション後通常のアクションが行えるので手番が単純に増えるのだが、正直、ランダム性の強い他プレイヤーとのカードの交換とか獲得とか、地雷アクションとしか思えなかった(他プレイヤーを邪魔する目的なら使えるんだけどね)。ラウンド開始時のカードの引きがそのラウンドの勝敗をかなり左右しているのでそういう面ではちょっと微妙かな。特殊アクションも「特殊」とつく割には微妙だけど、カードを入れ替えるというルールはわかりやすくジレンマもあり、多人数ゲームとして楽しい。
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