2018年10月24日水曜日

「ジュラシック・ワールド/炎の王国」(J・A・バヨナ監督、レジェンダリー・ピクチャーズ、2018)

 リアルタイムで映画館で観たが、感想文を書くタイミングを逃し書かないままズルズル来てしまったので、箇条書きだが公開する。
・前半(イスラ島)と後半(ロックウッド邸)でお話がぶつ切りなのが気になった。火山パニックである前半は恐竜、あまり絡んでないし。
・相変わらずヒロインは「可愛い女」だね(一応ラストで活躍するけど、基本的には男に恋愛面含めて頼る女的位置づけで描かれている)
・恐竜が多少キャラクター化されている(忠犬のように可愛いヴェロキラプトル、頼れる肉体派のティラノサウルス、突撃隊長のケツァルコアトルス、火砕流に巻き込まれるアパトサウルス(ブラキオサウルス?)は涙を誘った)ので、生き物ではなくマスコットになってしまった
・だからこそ主人公サイドの恐竜保護・恐竜愛護が説得力を持つんだけど、感情100%で動くのがアレ
・ジュラシック・パークシリーズは遺伝子操作が人間のコントロールを離れたら……というお話なので、狂暴な人工恐竜の災厄はテーマに沿ってはいるんだけど、何か違う気がする。僕にとってのジュラシック・パークシリーズは「実際の」恐竜のお話だったので、「エイリアン作り出すぞー!」というノリとは相容れないなあ
・前作から登場してる悪い遺伝子学者にしても、今作から登場した金儲けを企む連中にしても、悪役を作ったことで話がチャチくなった。1作目のジュラシック・パークは悪い人はいても、直接のカタストロフィに関わっていないので人智の及ばなさが表現できてたのに。
・でも後半のロックウェル邸での追いかけっこは面白かった。ジュラシック・パークシリーズの肝は閉ざされた空間で怪物に追われる人間であることがよくわかった。そういう視点で見ると2作目や3作目が首をひねる内容だったのが理解できる。
・悪役が言ってた「主人公もパーク経営で金儲けをする側」って問題は解決されてない(というか、絶対にその問題をピックアップするために投げかけただろ)。
・善と悪の区別がつかないまま物語が終わり、人間社会は混乱に陥るってのは今らしくて良い
・続編なんぞ作ったら今作ラストの素晴らしさがなくなるので、もうジュラシックワールドも打ち止めで良いと思うよ。