Tellurは、……現在色々物色中です。

ネクロムンダ

2020年2月20日  2020年2月20日 
 ネクロムンダ、最初に知った時はあまり心を動かされなかったのだ。パワーアーマー着てない一般人→「うーん、格好良くないし、戦車とかモンスターいないのつまんないなあ」って感じで。キャンペーン型の少人数ゲームだと当時キルチームを遊んでたってのもあったと思う。それが変わったのはネクロムンダの魅力について面白おかしく教えてもらった時。その時は色々アクションや武器があって複雑そうという印象だったが、調べてみたらキャンペーンという流れでキャラクターを成長させたり縄張りを奪ったり収入を得たりとRPGとして非常に面白い仕組みだった(その分ゲームシステムは複雑怪奇だが)。

 さすがにキャンペーン前提で設計されているだけあってキルチームよりはるかに自分のギャングたちに感情移入させるシステムになっており、見事にハマってしまったのだ。いわゆる25mm・32mmベースの民間人トループしかいない問題も、データカードを守っていれば実は設定上どんな外見の連中でも好き勝手に作れることに気付き、ミニチュアの自由度の意味でも魅力に思えた。お望みならアンボットというロボットも入れられるしね(アウトローギャングには入れられないけど)。マリーン的な統一された美しさではなく、スラムに寄生するギャング共の汚れた何でもありな混沌とした格好はミニチュア作りの醍醐味でもあろう。調べてみるとネクロムンダを素材としたblanchitsuな作例も多く、僕もこんなイカしたギャング共を作ってみたいと思わせた。
 キャンペーンとしての面白さは、単にキャラクターを作って成長させたり運が悪く死んじゃったりするだけではなく、どの陣営でも雇えるが成長させることができない傭兵(殺し屋)やバトル性能は極めて低いが治療や弾薬補給のbuff効果を持つ居候を雇えたりするなど、「自分だけのギャング団を作る」というコンセプトを徹底している。もちろんキャラクターのステータスや装備・スキルは極めて膨大であり、最初は同じキャラクターでもコンセプトが違えば全く異なる育成となる。成長の一部はランダム要素もあり、まさに唯一無二のキャラクターが存在するわけだ(その分ゲームシステムは極めて複雑なのだ……)。

 ゲームのシステムも僕はネクロムンダが好きだ。ネクロムンダはアクション数の概念があり、アクションのルールに従えば何をやっても良いのでやりたいことが自由にできる。フェイズが分かれてないのでむしろ初心者には40kよりとっつきやすいと思っている。もちろんアクションの種類が多いので覚えることは多いのだが……。射撃も通常の40kに比べてメリットとデメリットが強化されており面白い。

 ここまでネクロムンダを激褒めしたが、もちろん欠点もある。40k世界観の要となるサイカーが極めて限られていること、モンスターっぽい外見のユニットや、ロボット・戦車などの機械部隊が存在しないことだ。サイカー技能が欲しい。ゴライアスのワニだけでなく、色々ペットを追加してほしいし、アンボットだけでなく色んなロボットも欲しい。戦車とは言わないが、バイクなら大きさも25mmに近づけられるので追加してほしい。ネクロムンダは本当に魅力的な世界観なので拡張を望んでいる。
 そんなわけで、ネクロムンダのキャンペーンに頑張りたいと考えている所存です。
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