Adeptus Titanicusの遊び方④ーマニプルズについて
2021年11月16日
2021年11月16日
Adeptus Titanicusで一番やっかいと思われるマニプルズという概念。レギオンもプリンケプス能力もウォーギアもストラタジェムも他のゲームで似たようなものがあるが、マニプルズだけはAdeptus Titanicus独特の概念である。ここでは個別のマニプルズの解説ではなく、ゲームにおけるマニプルズの意義について解説する。
マニプルズとは、
- タイタンの構成を決め、構成するタイタンは特殊能力を得る。
- ただしロスターを作るときはマニプルズ化せずに各タイタンを単体で任意の数だけ入れても良い。
- 一部のタイタンやナイトはマニプルズ毎に1体と数が決められており、それらを入れるならマニプルズ化する必要がある。
- ロスターのポイントとはタイタンやナイトのポイントの合計であり、マニプルズそのものはポイントは0である。
- ただし一部のマニプルズは最小構成であっても小ポイントゲームでは使えないほど高コストだったりもする。
という特徴がある。それぞれ解説すると、
- 全てのマニプルズではタイタンは最小3体、最大5体まで構成が決められている。例としてルールブックに載っているAxiom Battleline Manipleでは、最小構成だとウォーロードタイタン1体、リーバータイタン1体、ウォーハウンドタイタン1体。これはAxiom Battleline Manipleを作るなら絶対に必要な構成である。そしてロスターのポイントが許すなら、これに加えてリーバータイタン1体、ウォーハウンドタイタン1体の計2体を加えることができる。最小構成+リーバーもしくはウォーハウンドの4体構成も可能だし、ウォーロード1体、リーバー2体、ウォーハウンド2体の5体構成も可能。3体未満、6体以上は不可なのがマニプルズのルールである。タイタンの構成が要件を満たしてAxiom Battleline Manipleを編成することを宣言すれば、自動的に特殊能力が付く形になる。なお、ロスターで6体タイタンを入れたい場合はどうすれば良いかというと、3体構成のマニプルズを2つにするか、4体構成のマニプルズと2体のマニプルズなしタイタン、または5体構成のマニプルズと1体のマニプルズなしタイタンという構成となる。総じてマニプルズは強力であり、マニプルズを入れるペナルティは存在しないため、できるだけマニプルズ化したいところではある。
- 上で書いたとおりマニプルズなしタイタンで任意のタイタンを任意の数だけ入れても一切構わない。この場合、唯一の欠点は、下で書かれるようにマニプルズ毎に1体の制限があるタイタンやナイトをロスターに入れられないことである。
- 具体的にはウォーマスタータイタン、ウォーマスターイコノクラストタイタン、アカストゥスナイトPorphyrion、アカストゥスナイトAsteriusは所持マニプルズの数だけロスターに編成できる。注意点としてはマニプルズには入らない形(=マニプルズ能力は得られない)でロスターに編成されるということ(将来的にウォーマスタータイタンなどがマニプルズの一部となるマニプルズが作られたらその限りではない)。
- 1でマニプルズをどれだけ入れてもペナルティはないと書いたが、マニプルズそのものはポイントが0である。そのため例えばロスターでウォーロードタイタン2体、リーバータイタン1体、ウォーハウンドタイタン1体あれば、バトル毎にAxiom Battleline Maniple(ウォーロードタイタン1体、リーバータイタン1体、ウォーハウンドタイタン1体)&マニプルズなしウォーロードタイタン1体、Myrmidon Battleline Maniple(ウォーロードタイタン2体、リーバータイタン1体)&マニプルズなしウォーハウンドタイタン1体、Regia Battleline Maniple(ウォーロードタイタン2体、ウォーハウンドタイタン1体)&マニプルズなしリーバータイタン1体の中から好きなように宣言してもポイントは変わらない(さすがにウォーロードタイタン2体、リーバータイタン1体、ウォーハウンドタイタン1体をまとめるマニプルズはなかった)。
- まあ、とは言え、タイタンのコストがマニプルズのコストなのでそれこそMyrmidon Battleline Maniple(ウォーロードタイタン2体、リーバータイタン1体)なんかは1000ptゲームでは出てこれなかったりもする。
基本的にAdeptus Titanicusはマニプルズの選択を増やすために2000pt(ウォーマスターを考えるとできれば2500pt)くらいでバトルするのが面白いと思う。
各マニプルズは使える特殊能力からあまり有用でない特殊能力まで様々であり、これとレギオン能力を組み合わせてあーだこーだ考えるのは楽しい。
レギオンとマニプルズの組み合わせを考えるときが一番Adeptus Titanicusでワクワクするところかもしれない。
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