Tellurは、……現在色々物色中です。

「けむりの軍団」(劇団 新感線)

2019年8月25日  2019年8月25日 
 この間、「けむりの軍団」を見てきた。劇団新感線の作品は2回目。派手で面白い。
 ちょっと気になったのは音量。オープニングの音量がやたらに大きく、耳が痛かったのだが、もう少しボリューム調整してほしかった。
 また、「魔界転生」でも書いたけど、やはり時々セリフが聞き取りにくくなる。僕は芝居をあまり見ず、映画との比較で喋り方について書いているが、演劇あるあるなのだろうか。

 上記2点は些細なことで、舞台そのものは素晴らしかった。パンフレットによると地味なチャンバラにした的なことが書かれているが、これが地味なんだ。役者が縦横無尽に動き回り体全体を使って斬る仕草は十分派手だと思った。そして主人公が剣豪とか忍者とかでないので知恵を使って敵を倒す的なシーンが多く、痛快だった。派手な立ち回りも面白いんだけど、舞台の醍醐味は役者と役者が絡み合うことなので口先だけで窮地を切り抜けるのは演劇と合っていると思う。これが映画だったらクローズアップやスローモーション、爆発が使えるのでアクションシーンの方が楽しめるのかもしれないが。
 演技には見栄が多用され、くどいと感じる一方でそれが迫力に繋がるので見えも大切である。
 やはり芝居は面白い。
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B!
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