「帰ってきたヒトラー」(デヴィット・ヴェント監督、コンスタンティン・フィルム、2015)
2016年7月13日
2017年2月24日
フィクションとノンフィクションの虚構の違いについて考えてしまった。
この作品は、ヒトラーが(理由は不明だが)現代に蘇ったらという仮定を元に作られており、蘇ったヒトラーのことを彼本人だと思わない大衆がなぜか蘇ったヒトラーの発言(もちろんヒトラーの発言は第二次世界大戦当時の意味そのままだ)に納得してしまうという黒い可笑しさを皮肉を込めて描いている。
ありえないことが起こった。大衆はヒトラーそのものには距離を置くくせに、ヒトラーのそっくりさんには迎合する。だから、大衆はダメだ(第二次世界大戦当時と変わっていない)という論法で組み立てられている。
僕は…