Tellurは、……現在色々物色中です。

「みならいディーバ」(石ダテコー太郎監督、ヤオヨロズ製作、2014)

2019年5月14日  2019年5月14日 
参考:みならいディーバイベントに行ってきた
こちらも:ひもてはうす感想


 再度見直してたが、やはりこれはすごいと思った。モーションキャプチャーによる生放送アニメ、視聴者参加型、リアルタイムで歌詞付け、など演者だけでなくスタッフやオーディエンスも巻き込んで生アニメを作っていた。はっきり言って、リアルタイムで視聴していないとこの凄さはわからないと思う。今は22/7計算中みたいにモーションキャプチャーアニメが普通にある。2014年にこの技術を用いて、しかもその動きをアニメとして放送して、1時間かけて1つの曲を作って歌う。今から考えると視聴者が少なかったらどうしてたんだろうと思う。
 正直僕は、この作品で音楽アニメを学んでしまったので、普通の音楽アニメをつまらなく感じるようになってしまった。その場のノリで歌詞を付け、1発で歌う。すごい。
 もちろん欠点はあるというか、今アニメを見返すとすっごくつまらない。コメントのあるニコニコ動画で、さらにリアルタイムでしか見れる作品ではない。というか、「アニメ」らしさを期待しているならこの作品は見るべきじゃないだろう。ただ、本当の視聴者参加、生放送という今でもめったに見られないものを高品質(というかこれ以外ないから品質を比べようがないし)でやり遂げたこの作品は、波長が合えば見るべきだろう。減点方式だと無残な点数になるが、加点方式だとここ数年では最高傑作になる作品。

 ……アニメ内で流れたバージョンの曲を早く売り出してください。今更出ないと思うけど!
ー記事をシェアするー
B!
タグ