2011年1月16日日曜日

UO回顧録@桜 その6

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   第六章 ~転機~

 オフ会も無事終わり、年も明けた。初めてのUO内年越しは神社に大量のキャラクターが集まったものだった。ネットゲームの面白さを改めて知った形だ。UOやってる人ならわかるが、元旦というイベントはそのシャードをメインにしている人の数を想像できて面白い。UO内年越しが初めてだった僕はその人の数と少しのラグに圧倒された。

 年明け早々、朝から手持ち無沙汰にヘイブンをうろついていると、ゼロさんの別キャラに出会った。
「mamiのことなんだけど、ギルドから除隊したからw」
 ……本当は驚くべきだったのかもしれないが、オフ会で散々彼の悪事については聞いていたため極めて平静でいられた。その当時、mamiさんとのチャットもUO内での狩りもあまり行っていなかったせいかもしれない。
 mamiさんがBAN喰らったのは、ヘイブンで会話中のゼロさんのお散歩キャラをあろうことかドラゴンで緑PKしたから。よくやるよ、学習能力がないのかな、とKo-rinは思っただけだった。
 その後、MSNチャットでmamiさんからシグマ追放の件で泣きつかれたが、どうすることもできなかった。自分が悪いにも関わらずゼロさんへの愚痴と愛憎混じりの悪口を聞いてうんざりもした。


 mamiさんから新たにギルドを作ったと言われたのはそれからしばらくしてのことだった。その頃、僕はメイジを育てていた。忍者戦士のKanamiと白豚Auricでは移動に難があったので、ルーンを焼けるキャラを作る必要があったのだ。それまではヘイブンでルーン焼きの依頼を叫んでいたorz
 新ギルドのFTTBはfot the tamer, to the tamer, by the tamerの略らしく、テイマーのためのギルドであると話を聞いていた。入隊を誘われたものの、シグマの面々と遊んだほうが面白かったのでしばらくは回答を濁した。

 新しいキャラクターLizaを育てている間、mamiさんはヘイブンで勧誘活動を必死に行なっていたようだった。mamiさんとのMSNチャットで知り合った友人ジャックさんから噂を聞いていた。
 ジャックさんは生産者であった。アカウント歴もそれなりに長い。お店も大規模なものを某ゲートの近くに持っていた。いつの間にかmamiさんと半強制的に友人になりMSNチャットをしていたらしい。さらに、mamiさんのアカウントでmamiさんの家のデザインも行っていた。
「それってmamiさんのパスワード知ってるってことですよね。ヤバクないですか? 断ったほうが良いんじゃ……」
「うん、私もそう思うけど、マミちゃんがどうしてもって言うからね……」
 聞くとmamiさんの家もジャックさんがわざわざ確保したらしい。それでアンブラ西の街道添いという好立地の場所に家があったのだ。その他、ジャックさんは装備なども与えており、最近はうるさいから他のネットゲームに手を出しているらしかった。
 ちなみにmamiさんはリアル女性と思われる人に強烈にアタックするらしい。ジャックさんもその攻撃を受けて知り合いになったらしかった。のちのち、僕が耳にしただけでも他のギルドの女性キャラをそのギルメンの目の前でスカウトしたとか中々愉快な噂を聞いた。
 mamiさんはその後も新人のスカウトで忙しく、それを尻目にLizaは修行を続けていた。