Tellurは、……現在色々物色中です。

「スターウォーズ フォースの覚醒」(J・J・エイブラムス監督、ディズニーピクチャーズ、2015)

2016年2月28日  2017年2月24日 
2015年は映画の当たり年だったと思う。 20世紀から続いたシリーズ物(ターミネーター・ ジュラシックパーク、見てないけどマッドマックス) は大絶賛の嵐だし、かと言って新作も全く負けていなかった( キングスマン・アントマン・トゥモローランド・ ひつじのショーン、などなど)。 そしてダメ押しでスターウォーズ。正直、 懐古厨と言われても仕方ないのだが、エピソード4~ 6が大好きだった。エピソード1~ 3は冗長な割に肝心のシーンが描かれてなく( 例えばエピソード2の後でクローン・ トルーパーが大勢力になったとか、 エピソード1と2の間のアナキンの成長とか)、 ピンポイントなファン向…

「かわいい闇」(マリー・ポムピュイ&ファビアン・ヴェルマン&ケラスコエット、河出書房新社、2014年)

2016年2月28日  2017年2月24日 
初めて日本以外のマンガを読んだ。  外国のマンガ、 特にフランス系のマンガは絵に特徴があったりコマ割りが日本と異 なるイメージがあり、なかなか手に取る勇気が出なかった。 この作品はそんな偏見を砕いてくれ、他のいわゆるバンド・ デシネも読もうかと思わせてくれた作品。  僕が読む上で世界観に引き込まれた点はカラーであること。 日本のマンガであれば冒頭のシーンなんかはモノクロでベタ塗りが 多い空間になると思う。最近のマンガは絵が緻密になっており、 一定以上の込み入った構図だと物体の位置関係が掴めないことが多 かった。カラー絵だとそこら辺の問題が一気に解決でき、 素晴らしい。そし…

ランス03(アリスソフト、2015)

2016年2月7日  2017年2月24日 
やっとクリアした。 と言っても発売されてから今までずっと遊んでいたわけじゃなく、 今年の1月半ばに始めて最近ラスボスを倒した。  人間なによりも厄介なのは自分の中で作ったイメージであり、 特に声が合わないように感じると苦痛になってしまう。 だから今まで遊ぶかどうするか悩んでいたのだ。  僕はランスシリーズを5D・鬼畜王・6・7・8・ 9の順に遊んだニワカだが、 それでもランスの声のイメージは自分なりに頭の中にあるわけで。  そんなこんなで今年になってやっと遊ぶ決心ができたのだった。  で、懸念されてた声の方は意外と問題なかった。冷静に考えたら、 僕は声が聞き分けられるスペ…

「超動力蒙古大襲来」(駕籠真太郎、太田出版、2014)

2016年2月7日  2017年2月24日 
2013年スペイン・バルセロナマンガ賞受賞凱旋第1作だって。  「輝け大東亜共栄圏」の方がはっちゃけてたなあ。  内容は今までの駕籠真太郎氏の集大成的内容。 でもスカトロはない。  「巨人」 をめぐる年代記にして現実の歴史とリンクさせたは良いのだが、 かえって滅茶苦茶さが薄まってしまった。  正直、 駕籠氏の作品を今までどれくらい読んだかで今作の評価が正反対に なるだろう。今作の要素は今までの単行本で出てきているため、 僕なんかはどこかで読んだ感じが最後まで離れなかった。「巨人」 というテーマで歴史を仕立てあげた手腕は見事なんだけど( さらに言うと、「巨人」 とは何のメタファ…

ランス9(アリスソフト、2014)

2016年2月7日  2017年2月24日 
※この感想文の原案は2014年に…… ランス03が出る前に書かれたふる~い内容です  長期に渡るシリーズ物ってのは昔のファンを満足させつつ、 新規ファンを取り込むのが難しいのだろうなと想像される。 マンガとかであれば1巻あたりの発行ペースが比較的短いのでキャ ラブレ防止とか新規キャラの活躍とかを描きやすいのだが、 このジャンルは、ねぇ。  このジャンル(っていうかエロゲだけど) で1人の主人公を長く続けることの一番の難しさは性的なシーンと それに関わるシチュエーションがマンネリになること。 例えばツンデレキャラだったら一度デレさせたら逆にツンツンにす る理由が難しく、 次回作…