Tellurは、……現在色々物色中です。

日光紀行

2017年2月28日  2018年11月12日 
2月11日(土)から14日(火)まで4日間、日光に行ってきた。目的は1人になること。今でも十分1人だが、パソコンもスマホもない世界でのんびり過ごそうと思い立ったのだった。  朝東京を出て、JRで昼頃宇都宮に着き、宇都宮で餃子定食を食べた。宇都宮駅周辺は駅ビルがあったのだが、喫茶店のチェーン店を探し、見つけられないまま駅近くの大型ショッピングセンターへ。その中にかなり広めの本屋があったので、数冊買ってしまう。本当なら喫茶店とかに入ってのんびりと読みたかったのだが、仕方がないのでショッピングセンター内の休憩広場で読む。他に勉強してる子供が1組。あとは待ち…

感想文にタグを追加した

2017年2月27日  2017年2月27日 
当初は日記&ゲームプレイブログになると思っていたのだ。UOやポケモンやボードゲームで書くことがなくなってからは、日記やガジェットを書く気もなく、適当に好きな本やゲームの感想文を綴っていたら、いつの間にか数が多くなってしまった。これでも小説やマンガは連載中の感想を書かないと決めているのだが。  というわけで、 Anime Comic Game Movie Novel のタグを追加し、今までの感想文も出来る範囲でタグつけし直した。疲れた!

マジカル・ガール(カルロス・ベルムト監督、アキ・イ・アリ・フィルムズ、2016)

2017年2月24日  2017年2月24日 
まどマギだ! 長山洋子だ!  などと宣伝されていたのだが、 蓋を開けてみると普通の映画であった。 そもそもポスターに書かれている批評家達からのコメントというや つ(当り障りのないことが書かれるアレ) で新房氏や虚淵氏が含まれていないのはともかく、 せめて本を出した山川賢一氏くらいがコメントを寄せても良いのに ……。こんなところから、 オタク向けに宣伝をしていないことがわかる。 そしてその判断は正しい。  そもそもまどマギが衝撃だったのは、「ちだまりスケッチ」 という部分のみである。正直、 実写映画だとそこまで驚くべき内容ではないことが、 この映画を見ると再確認できた。 誰かの願…

ネットと問屋買い

2017年2月17日  2017年2月17日 
世の中にはグラハムビスケットなどというそれはそれは美味しいお菓子があったのじゃ。  これを一番食すものは悪魔の呪いに遭う。そのような言い伝えがあり、みなスーパーなるところで少しずつ仕入れ、いつかはお腹いっぱい我が物にすることを夢見てたのじゃ。  そんな中、愚か者がネットショッピングなるものを駆使して買うことを考えた。周りの者は彼を止めた。誰だって破滅の道に進みたくはなかろう。  しかし愚か者は愚かにも欲望に抗うことができずにポチってしまった。  一時の気の迷いは身を滅ぼす。彼が正気に戻ったのは4箱のグラハムビスケットを受け取ったときじゃった。これを…

「銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件」(アンドリュー・カウフマン、東京創元社、2013)

2017年2月7日  2017年2月24日 
不思議な不思議な、物語である。幻想的というか、明らかに比喩の塊で、単に文章を読むだけではこの本を楽しめないだろうと予感させる。  この本は、銀行強盗、つまり人生の大切なものを奪われた人たちの顛末を描いた物語だ。ただし、その大切なものは今の現状では失われた存在であることが示唆されている。語り手である「僕」の「妻」も夫との出会うきっかけのものを大切に身に付けているが、夫との関係はギクシャクしている。現状で人生にとって欠如しているものが強盗に奪われた大切なものに象徴され、その人生の欠如を回復しなければ不思議な出来事によって破滅してしまう、そんな物語なのだ。 …