Tellurは、……現在色々物色中です。

恋愛マンガ考

2017年3月31日  2017年3月31日 
何か、以前、 こんなこと を書いてたけど、蓋を開けてみたら3月だけでマンガを50冊近く買ってしまった……。本当に一時の迷いで書くもんじゃない。良くも悪くもマンガや小説や映画は僕にとって欠かせないものだとわかっていたろうに。  今月買ったのは恋愛・ラブコメのマンガが多かった。自分ではかなり苦手だと思っていて、それで、やっぱ苦手だなーと再認識させられたジャンル。もっとも、これ以上にスポ根が苦手なのでまだましな方ではある。  何で僕は恋愛系のジャンルが苦手なんだろうかと考えたら、もしかしたら僕はマンガを読むときに過剰に感情移入してしまうからかもしれないと気付い…

「Sing」(ガース・ジェニングス監督、イルミネーション・エンターテインメント、2016)

2017年3月31日  2017年3月31日 
ヤバい、良い物語だ。単純にいろんな洋楽が流れる華やかで楽しい作品でもあるし、夢を追うことの辛さや諦めることの楽さと手に入れた時の嬉しさを描いた作品でもある。  登場人物それぞれの葛藤というのは、人生を多少経験した人間にとってはどれも思い当たるものはある。劇場再興のためオーディション開催を決めたみたいに何の保証もないのにプロジェクトを見切り発車してしまったり、恥ずかしがり屋で人前で歌えないみたいにチャンスを手放してしまったり。でも彼らはちゃんと努力をしていて、それを隠すなんてことはしない。相応の実力もあり、人に見せる勇気も出し、努力もし続ける。だからこ…

「眠れる森のカロン」(茂木清香、講談社、全3巻、2017/3/17)

2017年3月31日  2017年3月31日 
いったいどういったきっかけでこの作品に出会ったのだろう。確か可愛らしい絵柄で暗黒童話などというキャッチコピーに惹かれて買った気がする。死をもってすら償うことのできない加害者に、死以上の刑罰を課すシステム。その終わることのない罰――加害者の意識を何度も破壊する暴力なのだが――を見て、被害者は加害者を赦すのだろうか。そしてそもそも社会より認められているこの刑罰の目的は何か。刑罰の管理者はその内容をモニタリングしているが、悪趣味な欲望(作中では殺人鬼コレクターだった)が含まれてるのではないのか。このシステムが暴走する危険はないのか。  そんな内容が3巻にま…

「猫戸さんは猫をかぶっている」(真昼てく、双葉社、全3巻、2017)

2017年3月14日  2017年3月14日 
最高級の作品である。設定に対する言及・テーマの深さ・キャラクターの無駄のなさ・伏線の張り方・シリアスとコミカルの配分など、どれをとっても1級品。先日、偶然店頭の平積みを見て購入したのだがこんなことがあるから本屋に足を運ばねばならないと強く思った。この本を置いてた書店は今日から三日三晩繁盛するよう祈り続けないといけない。  ジャンルはラブコメ。僕自身はあまり恋愛がわからないので、もともとはラブコメに興味がなかった。ラブコメと呼ばれる作品を鑑賞するときは短く終わる作品を選んでおり、それは恋愛関係を描くには長いとだれてしまうと考えているからだ(正確には、長…

コンテンツ鑑賞を趣味にすること

2017年3月3日  2017年3月3日 
もう僕もおっさんと呼ばれる歳になったんだ。  そんなわけで、少し前から自分の荷物を整理していた。  僕は小説やマンガや映画やアニメの鑑賞が趣味なんだけど、薄々気付いていた恐ろしいことを実践していたのだ。それは、要らないものをバッサバッサと捨てていたのだ。音楽CDはmp3でHDDに入っていれば良い(HDDが故障したときのためにバックアップを取っておこう。不幸にも本体とバックアップの両方が一気に故障したときに備え、ウォークマンに最低限欲しいものを入れておこう。ウォークマンすら壊れたら、そのときは諦めよう)ので、CDは捨ててしまえ。マンガもデータ化して現物…

MASK

2017年3月3日  2017年3月3日 
ついに寝るときにマスクを付けてしまった。もともと花粉症気味で、僕の場合は喉に炎症が出てしまい、咳をしがちになる。  さらに、鼻もつまり、特に夜寝るときに口呼吸をしてしまう。2月・3月の寒い時期なんかはそれでさらに喉を壊すという負のサイクルが出来上がってしまうのだ。  僕の場合、服を大量に着込めば何とかなる生活スタイルで(暖房代ももったいないし)……なんて思ってたら、今年も喉をやられた。毎年喉がイガイガになり、非常に不快なのでなんとかせねばと考えていた。  そして今年ついに、寝るときにマスクを付けることに決意。すると昨日までのイガイガがウソのよう。やっ…