Tellurは、……現在色々物色中です。

はじめに(2020/Feb/20更新)

2020年12月31日  2020年2月20日 
*Internet ExplorerとGoogle ChromeとFirefoxでの表示確認済。ただし、Firefoxだと一部の表示が乱れます。* このサイトはUltima Onlineのプレイ日記とマンガ映画小説の感想とウォーハンマー(ミニチュアゲーム)について書き殴ってます。 趣味に関しては節操ないくらい適当に手を出しては捨てています。更新されていないジャンルの趣味は飽きたと思ってください。 だから下のリンクから興味のあるものだけを読むのが吉。 †Ultima Online系 ・UOコンテンツ全体は こちら ・純騎士メイサーAuricでモンスターを…

どこよりも詳しいSlave Ogryn Gangの解説!

2020年12月8日  2020年12月8日 
ネクロムンダ千石ターフウォーズ でスレイブオグリンギャングをやっている。普通のギャングに比べて全然性能が違う。  というわけで、他のギャングと比較しながら雑然とメモを書いていく。 1.まえがき ○スレイブオグリンギャングPros ギャング構成の「リーダー1体・チャンピオン2体まで・ギャンガーはメンバーの半分以上」は新ゴライアス・エッシャー・オーロック同様 ギャンガーでもS5 T5 W2というネクロムンダにおいては極めて高いステータス 雇用時にしか採れない白兵武器は性能が高い(コスパが良いかは微妙) スキルは全員がBrawnとMuscleがプライマリー 必ずアウトロー扱い…

「サイバー・ショーグン・レボリューション」(ピーター・トライアス 著、中原尚哉 訳、早川書房、2020)

2020年10月13日  2020年10月13日 
第一部「 ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 」 第二部「 メカ・サムライ・エンパイア 」  日本とドイツが第二次世界大戦で勝ったという設定の歴史改変SF完結編。このシリーズの面白いところ(ツッコミどころ)は、ドイツ(ナチスドイツ)がひたすら悪者になるもその描写はほぼ行われず、大日本帝国民にシンパシーを抱かせるようにしているところである。その大日本帝国びいきは日本人からすると理解し難いくらいの高い評価となっている(正直、大日本帝国が黒人を名家にすることとかあるのかねえ)。  もっとも、第三部ともなる今作は舞台が2019年とかなり現代的で、正直大日本帝国の鬱屈し…

「ベストSF2020」(大森望 編、竹書房文庫、2020)

2020年10月13日  2020年10月13日 
ハヤカワ文庫からベストSFが出なくなったな、残念だなと思ってたら何とこんなのが出た! 竹書房、最近SFに力を入れてるな。頑張って買い続けないとなーと思っている。  まず最初の円城塔「 歌束 」。いつも相性が悪いので最初やら集中力が続くだろうと読んでたが、やはり集中力が切れた。ごめんなさい。  次に岸本佐知子「 年金生活 」。あの岸本氏か! 「ねんきん」とはなんぞやと気付くとおお、となる。ただ社会が崩壊すると経済活動も崩壊し自然豊かになるとは思えない。80とか90から畑仕事始めた老人が元気になるなんて都会の人の夢じゃない? と思った。僕は祖父・祖母がかなりの田舎…

アニメ「映像研には手を出すな!」(大童澄瞳、サイエンスSARU、2020)

2020年3月31日  2020年3月31日 
この作品、マンガの内容は一切知らなかったが、アニメーションを動かす楽しさだとか設定厨と呼ばれる人たちのこだわりの面白さだとかが事前の広告で強調されており、見ようと思ったのだった。あらすじを聞いた限りでは学校の部活モノ・女子高生3人主人公とストーリー部分はありきたりだと思ってたし。しかしどうもアニメーションが面白い、いやアニメーションを見よ、といった声が聞こえておりそれで興味を持ったのだ。  作中の妄想ゲーム、僕もやったことある! というか現在進行系でやっている……。だから設定の断片と共に水彩風のアニメーションが自由に動く作中内アニメは非常に魅力的で、…

「ワン・モア・ヌーク 」(藤井太洋、新潮文庫、2020)

2020年3月6日  2020年3月6日 
どうもこの本は2020年3月5日~11日を描いた作品らしい。というわけで、本書が出てすぐに現実に追い越されるため急いで読んだ。  物語は、ISIS(イスラム国)の残党によって核を持ち込まれ日本人の協力者によって核爆弾が作られたことによるテロリズム(政治的な目的があるため正しく「テロ」だ)に対し、ISIS戦士・協力した日本人・かれらを追うCIAに雇われたエージェント・偶然から事件に巻き込まれる2人の刑事という4サイドの視点で描いた作品。登場人物はそれぞれ自分の主張と任務があり、シナリオの都合でネジ曲がった部分は感じられない、極めてリアルな作品である。 …

「滅びの鐘」(乾石智子、東京創元社、2019)

2020年3月6日  2020年3月6日 
どこに出しても恥ずかしくない異世界ファンタジー(これも手垢がついた言葉だけど)。  対立する2つの民族がいて、その和解の象徴として「鐘」があった。その「鐘」が壊され、呪いが撒き散らされて、民族間でいがみ合いが起き、果たしてどのようにその争いは集結するのか……という物語。  ジャンルはファンタジーで、確かに魔法のような存在はあるんだけど、一般的に思い浮かぶ攻撃呪文とかドラゴンとか妖精とかエルフとか魔族とか伝説の武具とか意思を持つ剣みたいなものはない。古えから伝えられた知恵や人々を鼓舞する言葉などが魔法として扱われ、確かに超自然的な力を帯びているように思…

Corpse Grinder Cultファーストインプレッション

2020年2月20日  2020年2月20日 
※キャンペーン始まる前に書いた記事。今は違います。  ジャイホビのキャンペーンに参加するのでファクションとして選んだコープスグラインダーカルト。当初は儀式ルールのあるケイオスカルトが面白そうと思ったのだが、持てる装備がイマイチ微妙そうだったのでこちらにした。遊んでみたらかなり振り切った性能で面白い。  他のネクロムンダのファクションとは極めて大きく異なるので特徴を下記にまとめる。 Pros ・チャンピオン相当が開始当初から3体入れられることや装備できる武器の関係もあって近接戦闘は極めて強い(特に突撃時) ・リーダー・チャンピオン・ギャンガー相当は射撃武…

ネクロムンダ

2020年2月20日  2020年2月20日 
ネクロムンダ、最初に知った時はあまり心を動かされなかったのだ。パワーアーマー着てない一般人→「うーん、格好良くないし、戦車とかモンスターいないのつまんないなあ」って感じで。キャンペーン型の少人数ゲームだと当時キルチームを遊んでたってのもあったと思う。それが変わったのはネクロムンダの魅力について面白おかしく教えてもらった時。その時は色々アクションや武器があって複雑そうという印象だったが、調べてみたらキャンペーンという流れでキャラクターを成長させたり縄張りを奪ったり収入を得たりとRPGとして非常に面白い仕組みだった(その分ゲームシステムは複雑怪奇だが)。 …

千石ムンダの記録

2020年2月17日  2020年2月20日 
このキャンペーン の続き。 2/14 VS T氏(エンフォーサー)  前回の戦いでリカバリー中のイニシエイト2人。急遽参戦したのはテリトリーから得られたSmoke Grenadeを装備しただけのギャンガーだった……。サーチ&デストロイのディフェンス側になり、最終的には互いに2つずつAmmo cacheを発見。怪我人も出ない平和な戦いだった。こちらは何回か撃たれたけどグレネードがどこかに飛んでいったりと幸い被害はなかった。アセンダンシーはオーダー1。Ammo cacheの4つ目がなかなか出ず、僕だけで6~7連続で1/3を外してた気がする(2人でたぶん10連…

「荒潮」(陳楸帆 著、中原尚哉 訳、早川書房、2019)

2020年2月16日  2020年2月16日 
面白い!  最近は中華圏発のSF(「 翡翠城市 」「 三体 」「 折りたたみ北京 」)がマイブームだ。僕はケン・リュウからの流れでファンになった。SFとしての問題意識や根底の身体感覚が東アジア民としてわかりやすいというのが一番の理由だ。  そんなこんなで前情報も得ずに中国SFということで読んだ作品だったが、極めて面白かった。  舞台は香港近くにあると思われる島。リサイクル予定の電子ゴミをいっぱい受け入れ、中国全土から労働者を募集して人海戦術でリサイクルを行うというゴミの島「シリコン島」(「 アイアマンガー 」とは全然違う方向性だ)。中国語の方言を話す土着の人々(シリ…

今日はジャイホビでネクロムンダを楽しんだのだ

2020年2月9日  2020年2月20日 
https://www.giant-hobby.com/blank-10 上のキャンペーンに参加したのだ。 初日から9人ほど参加者がいて楽しかった。 2戦して1勝1敗。 敗北時は永続的傷こそ負わなかったが2人のイニシエイトが1バトル休みを受けた。 キャンペーン開始時にテリトリーからスキナーを1人得たのでそれで数を合わせる。 このゲーム、もしかしてある程度最初に人数ないと欠場のときにきついかも!? 以下記録 1戦目 VS I氏(エッシャー)  正直運が良かった。煙が晴れずこちらの目が通って、相手の目が悪かった。テレインを1つもらった。 2戦目 VS K氏…

ネクロムンダDark Uprisingキャンペーンの流れを和訳(仮)したので読むが良い

2020年2月7日  2020年2月9日 
PDF置き場:https://drive.google.com/open?id=1Uo3Q-BRIZPZepqVP-0E1GKriRtdo62Fv  タイトルどおりそのまま。まだ訳しきれてない部分はあるけど、大まかな流れは把握できるようになったはず。 【アピールポイント】 ・キャンペーンの流れについてはThe 2019 FAQの内容も盛り込んだのだ(トレーディングポストの復活によるトレードアクションの記載) ・公式ルールブック(Necromunda Dark Uprising)だとルールが細切れで飛び飛びだが、キャンペーンの手順ごとにまとめ、頭から読め…

「タボリンの鱗」(ルーシャス・シェパード 著、内田 昌之 訳、竹書房、2019)

2020年1月26日  2020年1月26日 
1作目の感想文  1作目は傑作だった。ファンタジーとしての異物感とそれを支える日常のリアルさ。作品のジャンルも伝記もの、冒険もの、ミステリー、ファンタジーと幅広く読み応えがあった。  このシリーズはグリオールと呼ばれる山のように巨大な竜がある土地に封じられ、いつしか人間が街を作り、そしてあまりにも巨大なのでグリオールも土地として扱われ、でも実はグリオールは魔法のような力で周囲の人間の思考に干渉していた、というそんなグリオールの周囲でみみっちく生きる人間どもを描いた作品である。前作の短編集ではグリオールも単なる巨大な竜として、ダンジョンのように生き物を棲…

「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(J・J・エイブラムス監督、ルーカスフィルム、2019)

2020年1月15日  2020年1月15日 
※当然ネタバレあり 前作エピソード8感想文 前々作エピソード7感想  「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」! スター・ウォーズシリーズのエピソード9とも言われる現時点では正史のラスト作品。当然映画をあまり知らない人でもその噂を耳にしているし、コアなスター・ウォーズ(以下SW)ファンも、僕みたいにライトなSWファンも生きている間に見たい見たいと待ち望んでいた作品だ。どんな作品になっているか。今作のキーを握るキャリー・フィッシャー氏が亡くなって、それでも彼女演じるレイア将軍を様々なテクニックを用いて映画の中で動かしたと話題になった作品でもある。期待を…

文楽「一谷嫩軍記」(いちのたにふたばぐんき)

2020年1月15日  2020年1月15日 
2019年12月に見たのに、今さら感想文をアップするのだ。  文楽を何回か見てて気がついたのは、公演を見に来てるのは僕みたいなニワカ一見さんだけでなく勉強会とか開いているコアな人が多いということ。それも僕が想像していた以上に。この公演でも敦盛が武者姿で出てくると掛け声が上がったり、拍手のタイミングがみんなおんなじだったりした。みんなよく知ってるなあ。 ウィキペディア で勉強したが、公演は内容を全部はやらず抜粋(それも前半パートのみ)らしい。確かに見ていて華麗な甲冑姿や、登場人物の心の落差や、ある人物の正体、敦盛殺しの種明かしなどエンターテイメントとして楽…